【10万pv突破】運極振りテイマーのVRMMO

第30話 第三エリア解放

「さて…今日もとりあえずログインしたわけだけど…どうやって冬の街を探そうかな…」

街に行くための手がかりはほとんどない。

クエスト的にはあと羽のようなものと光り輝く物体を探せばいいんだけど…。

ロゼアさんの話と合わせると冬の街のどこかで集めた三つのアイテムと進化のアーティファクトを使えってことだよね。

羽のようなものはドロップしそうなモンスターは調べて分かっている。

第三エリアに生息していた(ベータテスト版の情報)ブリザードグリフォン。

光り輝くものは何か分からないけどそれは後でもう一回王都の図書館へ調べに行けばいい。

「となれば冬の街も第三エリアの関係の可能性があるね…」

とはいえ第三エリアはまだ解放されてないし…

《長らくお待たせしました。たった今から第三エリア解放となります。》

「え。今？」

唐突なアナウンスと共に世界がグラグラと揺れ…そして収まった。

どうやらたった今第三エリアが解放されたみたいだ。

急すぎるよFWO運営…こういうのってメンテナンスとかあるもんじゃないの？

まぁ解放されるのはありがたいけど…。

「さて…とりあえず第三エリアに行きますか…

エリアボスはどう探すかなぁ」

第二エリア解放の時は街で発生するクエストでエリアボスの場所が分かったけど…。

第一エリアに戻ってみようかな…？

「ん？運営からメール？」

《プレイヤーユズは既にマグマタートルの討伐が完了しています。

そのまま第三エリアに進むことが出来ます。

移動しますか？》

「あー」

やっぱりあのマグマタートル、エリアボスだったんかい！

あれがエリアボス解放クエストだったってことか…

まぁこのゲーム、人によって起こるクエストが変わったりする場合があるから

私の場合はあのクエストだったってことね…。

でも手間が省けたから良しとしようか。

「さて…第三エリアに突入っと…」

私はYESのボタンを押して第三エリアに入った。

そこは雪が降っている大きな街だった。

「ここが冬の街…かな。」

雪降ってるし…積もってるし…冬だし…

ここで間違いなさそうかな…？

いやでも待って…隠しエリアなんてものがあったんだから冬の街も隠しエリアの可能性あるよね…？

「とりあえずこの街を散策してみますか…」

私は正確な情報を得るため第三エリアの最初の街を散策することにするのだった。