第17話 第二回イベント 連携の特訓

れもんとパーティを組んだ翌日…私達は第一エリアの草原へと来ていた。


パーティとしての連携を高めるための特訓をするためである


イベントまで残り一日だけど頑張ればどうにかなるはず…!


「わぁ…!スノウちゃんモフモフですね!」


「そうでしょ?さらに強いんだから凄いよね。」


ほんと私より強くて頼もしい。


「っと戯れるのはこれくらいにして…準備はいい?れもん。」


「は、はい…何が起こるのかは分かりませんが…頑張ります。」


「じゃあ行くよ?スノウ!これを壊して!」


「きゅ!」


私はリーラのお店で買ったデカい方の匂い玉を取り出してスノウに壊してもらう。


すると甘い匂いが辺り一面に広がっていった。


「これでどうなるんですか?」


「この匂い玉はモンスターを引き寄せるアイテムなんだけどね?


これは通常の匂い玉よりさらに広範囲で強い魔物が寄ってくるらしいの。


今日初めて使うから何が来るかは分かんないけど…」


通常のやつはスライムばっかりだったけど…


これはリーラの説明だともっと強いモンスターが来るらしい。


「もしかして…引き寄せられてきたモンスターってあれですかね…?」


そう言うレモンが指を指す先には複数の飛行型モンスターの姿があった。


あれは…ドラゴン…よりは小さいしワイバーンかな…?


なんにせよ空を飛んでるモンスターが来てくれるのはありがたい。


空中のモンスターを狙う練習が出来る。


まぁ私の場合はだいたい戦うのはスノウとモノなんだけど。


「れもんの弓の練習になりそうかな?」


「が、頑張ります…」


「じゃあ行くよ…スノウ!スノーショット!」


「きゅきゅ!」


スノウが一匹のワイバーンを落とすと他のワイバーンがこちらへ向かって急降下してきた。


仲間をやられて怒ってこっちを狙ってきてくれるみたい。


「行きます!フレイムアロー!」


れもんはワイバーンの羽を狙って連続で矢を放つ。


羽に穴を開けられたワイバーンは次々と落ちていった。


緊張してたっぽかったけど狙いは正確だしすごく強い…。


初心者の私でもわかるくらいに。


私達も負けてられないね…!


「スノウ!モノ!私達も行くよ!


スノーショット!アクアスラッシュ!


そして私も…ラッキーストライク!」


私達は匂い袋の効果が切れるまでワイバーンと戦い続けた…。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「こんなもんかな…」


「凄いですね…もうレベルが10も上がりました…」


「私のステータスはっと…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ユズ


テイマー


レベル34


(LUKに自動振り分け)


ATK0


MAG0


DEF0


SPD0


LUK550(+250)


使役モンスター


スノーユニコーン


モノクロームグリズリー


スキル


モンスターテイム


指揮上手(自動発動)


経験値上昇(自動発動)


ラッキーガール(自動発動)


ラッキーバースト


遠距離得意


装備


四葉の指輪


妖精のドレス


ーーーーーーーーーーーーーー


経験値上昇の効果凄い…15も上がってる…。


それにラッキーストライクがラッキーバーストに進化してる。


一定数使用で進化した感じかな…?


「次はスノウのだね。」


「きゅ」


ーーーーーーーーー


スノウ


スノーユニコーン(激レア)


レベル15


ATK120


MAG120


DEF0


SPD220


LUK0


スキル


アイスホーン


スノーショット


サークルブリザード


サークルヒール


スノーサイクロン


アイススラッシュ


ーーーーーーーーーー


「サソリの時と違ってスキルが増えてる!これは次のイベントでも使えそうだね!」


「きゅきゅ!」


「次はモノの番だね」


「くう」


ーーーーーーーーーーー


モノ


モノクロームグリズリー(激レア)


レベル9


ATK150


MAG0


DEF0


SPD150


LUK0


スキル


連撃の爪


アクアスラッシュ


ウォーターバースト


ファストアタック


水牙の一撃


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


モノの方もレベルもスキルも増えてるしいい感じだね。


「よし。連携もうまく出来たし明日のイベントも一緒に頑張ろうね。れもん。」


「はい!よろしくお願いしますねユズさん。」


私達は握手をするとお互いログアウトするのだった。





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