第5話レベル上げをしよう

「さて…私達の最初の相手は…あのスライムだ!

ステータスはっと……」


ーーーーーーーーーーーー


スライム


レベル1

ATK 10

SPD 10

ーーーーーーーーーーーー


「きゅ!」


私達は目の前でぷるぷるしているスライムと対峙する。


スノウの初戦闘としてはなんか物足りない気もするけど…


まぁいいでしょう。


「スノウ!スノーショット!」


「きゅー!」


角の先から雪玉が発射されてスライムに当たる


そしてそのままスライムは消滅した。


やっぱり物足りなかったかな……


《プレイヤーユズのレベルが上がりました。


スキルポイントの振り分けが出来ます。》


あ、レベルが上がった。


スキルポイントの割り振りは…まだしなくていいかな。


どうせLUKにしか振らないからまとめてでいいや。


「…ん?なんかドロップしてる…四葉の指輪…?」


四葉の指輪(レア)


LUK+50


誰かが結婚のために婚約者に用意した指輪。


しかし今はもう持ち主はいない。


「うーん。なんとも説明が悲しい…でもLUKが上がるのはありがたいから装備しておこうかな」


とりあえず装備欄に四葉の指輪をセットする。


「うん。きれいだしいい感じだね。」


「きゅー」


スノウも似合ってるって言ってくれてるみたい。


ニコニコしてて可愛い……!


「そう言えばスノウはレベル上がらなかったね…


やっぱりレアなモンスターだからレベルが上がるのが遅めなのかな…?」


「きゅー?」


「なんでもないよ。さて…ここからが本番だよ。スノウ。」


そう言って私はアイテムショップで買った匂い袋を取り出す。


これを使えばモンスターが匂いに釣られて寄ってくる…らしい。


これでたくさんモンスターを呼び寄せてたくさんレベルを上げようって作戦だ。


まぁ主に戦うのはスノウなんだけれども。


さっそく匂い袋を開けると周りに甘い匂いが広がった。


するとどこからかスライムがたくさん沸いて出てきた。


ほんとにどこから湧いてきてるんだろう…?


何もない所から出てきたけど…。


ゲームだし突っ込まない方がいいか……


「まぁそんなことはどうでもいい!行くよスノウ!」


「きゅ!」


それからしばらく私達はスライムと戦い続けた…。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…ふぅ。もういいかな。スノウもお疲れ様。」


「きゅう」


ずっと戦い続けた末に3つ買った匂い袋が尽きたのでここら辺でやめることにした。


ひたすらに戦い続けた結果、私のレベルは7に。


スノウのレベルは3に上がった。


まぁ初日にしては頑張った方じゃないかなぁ。


「とりあえずステータス振り分けようかな。


まぁLUKにしか振らないんだけど…


とりあえずステータス振り分けっと」


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ユズ


テイマー


レベル7 


ATK0


MAG0


DEF0


SPD0


LUK220(+50)


使役モンスター


スノーユニコーン


スキル


モンスターテイム


指揮上手(自動発動)


装備


四葉の指輪


ーーーーーーーーーーーーーー


「ん?指揮上手?新スキルかな…?」


そう言えばさっきなんか通知出てた気はする。


さっきは指示に集中してて見てなかったから…。


とりあえず効果を確認しておこう。


ーーーーーー


指揮上手


テイムモンスター全てのATKが常時50上がる


テイムモンスターが相手の攻撃を躱しやすくなる。


ーーーーーー


「おお…いい感じの効果だ…」


これなら私もスノウの役に立てるね。


まぁ見てるだけなのは変わらないんだけどね。


「さて…スノウのステータスも見てみようかな」


「きゅ!」


スノウ


スノーユニコーン(激レア)


レベル3


ATK70


MAG70


DEF50


SPD120


LUK0


スキル


アイスホーン


スノーショット


サークルブリザード


サークルヒール


「ポイントは特定のか所に自動で振り分けられるのね…それは便利かも」


そして見るべきはサークルブリザード。


スノウの新攻撃スキルだけど…。


「なるほど…氷属性の範囲攻撃か…」


レベル上げに結構便利そうな感じかな?


範囲は使ってもらって見てみないと分かんないけど。


戦力アップには間違いない。


「あ、もうこんな時間かぁ…さてと…そろそろログアウトしようかな。」


ゲームに夢中で気づいたらもう夕方になってた…。


あんまりこの手のゲームをやらない私がこんなに熱中するなんて…


FWO…恐るべし…。


「続きはまた明日っと」


私はログアウトボタンを押してゲームを終わらせるとヘッドギアを机の上に置く。


「さてとお夕飯食べなきゃね」


夕ご飯を食べるために私は部屋を出てリビングへ向かった。










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