第48話
とうとう、生徒会長達の卒業式が始まる。
しかし、ダールについての事件の進捗状況は分からないが、犯人は分からなかったのかと思う。
だって、何も聞かされていないので。
「では、3年生の卒業式をします。」
一年前に入学式で入学式をした所で、今度は卒業式をする事になった。
代表の挨拶をする生徒会長が話している。
「であります。え〜それとは別にダールに魔法をかけてルッチを襲わせた犯人ですが、わかりました。」
「え?」
俺は何も聞かされていないのに、急に犯人がわかったと言われてしまった。
俺に内緒で犯人を暴いたな?
と言う、寂しい感じもあるが、どうして言ってくれなかったのかと怒りも湧いた。
「エリス君だよ....君のことは犯人ではないそう思いたかったけど、残念だよ....」
生徒会長は少し悲しそうにエリスを指を刺して犯人と言った。
もしかしたら、生徒会長はみじかにいる人が犯人と言ったら悲しませるかも知れないから黙っていたのかも知れない。
それを聞いたエリスは急立ち上がり、弁解した。
「ど、どうしてですか!?私はそんな事をしません。むしろ、それはルッチが仕掛けた罠かもしれませんん。私は貴族なので、平民のルッチが私に嫌がらせなどをして来ます。それに、証拠に私の服にはルッチの指紋があります。」
っと、昨日エリスの服に触れた事を思い出した。
「え、いや。そんな事はした事ないけど!?」
「嘘をつかないでください。私には証人がいるのです。」
っと、エリスが言うと、昨日ゆうたが医務室に連れて行った女性が『ルッチに階段から突き落とされ腕を骨折しました』や他の女性や男性も『ルッチに殴られました』・『ルッチに物を取られました』など色々なやったこともない事を次々に言ってくる。
「そ、そんな事俺はやるわけない」
「いえ、証人がいるのでそんな嘘が通るわけありませんは。テニー様、ダールを操ったのはルッチであり、それは生徒会長のテニー様に助けて気に入られたかっただけなのです。なので、ルッチを死刑または追放を要求します」
っと、俺に対しての嘘の証言をするエリス
「いや、これをやったのはお前だ。それに、お前の近くにいる奴らは全員魔法で操られている。それは、エルフから貰った薬だろ?」
「そ、そんなわけないじゃないですか」
図星なのな、エリスは急慌て出す。
「ミルル」
「は〜い」
っと、何かの粉を振りかけると、「あ、あれ?俺たち?」っと正気に戻ったのかエリスの元を離れていく人達。
「これが、証拠だ。エナ先生にも協力してもらうこの薬を作ることができた。エリスお前は、エルフにそそのかされていたと言うのも考慮してこの国からの追放だけにする。」
「ど、どうしてですか!?私はテニー様に一生懸命支えて来ました。それなのに、それなのに!!」
っと、エリスは黒い魔石を取り出して地面に叩きつけ割った。
「これで、これでこの国は終わりだは!?この魔石には大量の魔素がある。それに釣られた、魔物達が一斉に....一斉に....ど、どうしてこないの!?どうして!?」
どうやら、魔物がこの国を襲うはずなのに、そんな事は起きないと状況に戸惑っている。
「それも、知っている。全てのエルフどもの魅力を解きエルフの王女は死刑になった。」
「う、うそよ。嘘だああああああ!!」
と膝から崩れ落ち絶望感している。
しかし、魔石は破られて魔物が来るはずなのだが、それは全てエリスさんの魔法で全て一瞬で倒したらしい。
さすが、世界最強の俺を倒しただけはある。
それより、エルフの王女を死刑?
それはなら、とうとうエナさんは王国に帰れるのではないか?そう思っていると、テレポートで俺がいる場所に来た。
「ルッチちゃん、ようやく魅力を解ける薬を作れた。ようやくエルフの人たちが救われたの!!」
エナさんが泣きながら嬉しがっている。
これから、ゾビ男はどうなるのかと思っていたがその心配はいらないらしい。
「ユウタいえ、ヨタ様もう、そんな変装をせず姿を出してください」
エナさんはゾビ男の正体がバレていたようだ。
ユウタはエナさんがかけたと魔法を時、元の自分の顔に戻った。
「え、なんで俺の事を!?最初から気づいていたのか!?」
「はい、ですが私にバレたくないにかと、エルフの国の問題が解決したら言おうかと」
「す、すまない。あいつに操られていたとはいえ、あんな事をして」
ヨタは頭を下げて謝った。
「いいですよ。また、私の元に戻ってそれに、私の事を守ってくれたのですから」
っと、いい感じに戻った。
俺はここがチャンスではないかと、エナさんに男に戻してもらうように迫った。
「エナさん俺の姿を戻して」
「ん〜それはもうちょっとしてから判断して欲しいかも」
っと、焦らすように言われてしまった。
この卒業式で、エナさんが抱えていた問題
ヨタが抱えていた問題が一気に解決した。
そしいぇ?エリスは国家を滅ぼそうとはしたがそそのかされたと言う事で、追放だけですみ、牢屋に連れて行かれた。
「ルッチ」
急に俺の名前を呼んで近くに来た。
「はい?」
「俺と結婚して欲しい。」
「え?」
急にどうしたこの男はっと俺は困惑してしまった。
「俺はお前といと、好きと分からされた。だから、俺と結婚してくれ」
「お、俺は男ですので」
「大丈夫だ。エルフのことについて調整している時に聞いている。しかし、俺はお前しかいない。俺と結婚してくれ」
っと、勢いよく告白してくれる。
別にイケメンに告白されて嬉しくはない事もないが...
しかし、俺は男に戻りたいけど、俺のために頑張ってくれた生徒会長にいつのまにか惚れていたのか、勝手に生徒会長の手を取り『はい』と答えてしまっていた。
そこからは、早かった。
俺の卒業と同時に結婚。
エナさんとヨタさんは王子と王女と言う立場が戻り、この国とエルフの国とが友好関係になったから
俺も、元は男で不安はあったが子供ができた。
エナさんも子供が出来て一緒に遊ばせている。
もう、俺はエナさんのメイドを卒業したと思われるかも知れないが、たまにエナさんのメイドとして働いている。
メイド服を来てたまにご飯を作ったりするだけなんだけどね。
俺は女のしての生活に満足して、テニー様と一緒に過ごしています。
最強の武闘家♂は、魔女に敗北してTS幼女メイド♀として生活中です。 あらすじ編集 暁 とと @hatipati
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