3月17日 懐かしアニメ万歳(その2 / ロボットもの)

 引続きアニメの話をしたいと思うが、今回はロボットものを中心にまとめたいと思う。


 前回の回で幼少期にみたスーパーロボットものの話はさせていただいた。このスパーロボットものは他にも〝ゲッターロボ〟〝ライディーン〟や〝コンバトラーV〟といった名作がある。そしてやはり〝ガンダム〟が分岐点になるのだろうか、リアルロボットものが派生し、徐々に人気を博していく。


【機動戦士ガンダム】

 もう説明の必要はない、日本アニメの金字塔だ。だが全くの個人的な感想と断らせていただいた上で、描かれる登場人物の設定のリアルさに比べてロボット、いやお叱りを受けないよう言い直すと、モビルスーツの設定(大きさ、コア・ファイター、外を見るのが完全モニター等々)に無理があるように思えてのめり込めなかった。


【太陽の牙ダグラム】

 ガンダムと同じく登場人物の設定はやたらとリアルしかも政治などが絡んで複雑でさえあった。そしてロボット、こちらはコンバット・アーマーだが、そのメカ自体のサイズ、移動手段(トレーラーやヘリコプター)、そのコックピットが戦闘ヘリコプターに似て剥き出しであったりと、より現実味が増すテイストが盛り込まれており、モビルスーツに比べると私にとっては違和感なく受け入れることが出来た。

 加えて戦車に4本の足が付いたクラブガンナーなど作ろうと思えばその当時でも生まれそうな兵器が混在して登場する等の要素もあり、戦闘シーンにはそのリアル感に痺れたものである。ただ逆に人間の群像劇が複雑かつ悲劇的すぎて見ていて楽しいとは言えなかった記憶がある。


【戦闘メカ ザブングル】

この作品は色々なご意見があるだろうが、私は群像劇とメカのリアルさがバランス取れていた傑作だと思っています。主人公やそれを取り巻く仲間たちは明るいし、アメリカの西部劇みたいなノリに、ハンドル一つで動くウォーカーマシン。ストーリーの豪快さと相まって、メカの設定などに気が回らず、車から変形するロボットの活劇を楽しめました。


【装甲騎兵ボトムズ】

 私の全く個人的な評価では、この作品がリアルロボットアニメのNo.1だ。小学生が見ても分からんだろ!と突っ込みたくなるようなストーリー。退廃した世界の中で兵士として戦場で戦った記憶しかない主人公が他人の陰謀や思惑に翻弄されながら戦場を彷徨う前半から、後半には自分の生い立ちに疑問を持ち、ワイズマンと呼ばれる黒幕に近づいていく。そんなシリアスなストーリーに負けないぐらいメカの設定がリアルだった。

 人間の身長の二倍程度のAT(アーマードトルーパー)という兵器に乗り込むのだがその扱いは使い捨て。主人公のキリコはスコープドックという機種に乗り慣れてはいるものの、他の種類のATにも普通に乗るし、操縦に関しても、何十種類かの基本的な動作をフロッピーにプログラムとして打ち込み。その組み合わせで動かしていく。搭乗者がプログラムをカスタマイズすることで性能に差が出る。なんとリアルなことか。

 また時間があったらじっくりと見返してみたいものだ。次回はロボットもの以外のアニメを取り上げて、アニメの話を終わりにしたい。


続く

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