3月15日 剣道の応援
剣道の話である、と言っても私は高校時代、冬季の体育の授業で少しばかり齧ったものの、本格的に剣道をやったことはない。ただ長男が小学生時代に地元の剣道の少年団に通っており、一年だけだがその会長を務めた。それもあってこの一年は札幌市で行われた大会はほぼ全部応援に行っていたと思う。この剣道の応援がなかなか熱くて楽しかった。
会長の役目は色々あったと思うが、今でも覚えているのが大会の時の応援の場所取りだ。体育館の開く1時間前ぐらいであったから体育館の前に場所取り用のシートを持って並ぶのだが、北海道の冬は寒くて、辛すぎてテンションが上がった。ただその辛さも子供たちの試合が、特に団体戦が始まると吹き飛んだ。
剣道に携わった事があるかたならご存じと思うが、剣道の試合を応戦するにあたって声出しは必須だ。(コロナ禍ではどうしていたのだろう??)応援する子が面や小手などの技を繰り出すと「わー」とか「おー」とか声を出して手を叩いた。改めて尋ねた事はないが、剣道の試合では技の出す速さが早く、しかもフェンシングと違い早く叩いた方が勝ちではなくその一撃に「心技体」が伴っていないと「一本」とはならない。だから応援が声を出して、手を叩いて「今のは一本だろ」と主審や副審にアピールし、旗を上げやすくムードを作るのだ。
そしてそうやって応援しているとだんだんこちらもテンションが上がってくる。相手の剣道会の応戦席も負けじと声を出す。そうして会場全体が興奮のるつぼと化していくのである。
今日からマスクの着用が個人の判断となった。剣道の試合の会場ではコロナ前のような活気が戻っているのだろうか。
おわり
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