3月4日 好きな小説
私な本好きと自称する方々の平均程度には本を読んできたと思う。特に一番本を読んでいたのは小学校の高学年時代だと思う。その時は推理小説にどっぷり浸かった。
コナンドイルの「シャーロックホームズ」シリーズ、クリスティの「エルキュール・ポワロ」シリーズ、エラリー・クイーンの「エラリー&クイーン」シリーズ、そしてバーナビー・ロスの、と言った方がいいのだろうか、「ドルリー・レーン」シリーズ。因みに読み終わってそんなトリックある?と驚愕したのは「そして誰もいなくなった」と「Yの悲劇」である。
そして中有学校時代だと思うが、父に勧められてアレクサンドル・デュマ・ペールの「モンテ・クリスト伯」を読んだ。この小説が、私のその後の人格形成に、そして人生に、どれだけ影響を与えたか計り知れない。知識(知恵)を持つことの意味、不当とも言える運命(境遇)に対して諦めない事の重要さ。そして復讐という手段が満足を得るものなのか否か。ボロボロになったこの本は40年経った今でも亡くなった父の本棚に残っていて、今でも手に取ることがある。私が残念なのは、人生の道標となりうるこの珠玉の小説を、子供たちにも是非にと勧めたが、読まれることなく二人とも成人してしまったことだ。
社会人になってからは時代物も読むようになった。藤沢周平の「隠し剣」シリーズや「蝉しぐれ」、佐伯泰英先生の「居眠り磐音」シリーズ。また改めて考えると最近は東野圭吾先生もよく読んでいる。そうそう時々無性に京極夏彦先生の作品を読みたくなることがあります。あの縦に置いてもそのまま立ってるような分厚い本、内容も読者を圧倒してくる押しの強さ…それに耐えて最後まで読み終わった時の達成感…分かる人には分かりますよね?
おわり
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