第50話 シハテ王国とセラク魔国の平和協定
朝起きて、しっぽのブラッシングをしてからリビングのような場所に行き朝ごはんを食べた。
マクヤさんが起きてきて、
〈おはようございます。〉
「おはようございます。」
〈今日は、サンラさん達の国と平和協定を結びますよ。〉
〈そのために、運んでくださいね。〉
「うん、いいけど、運ぶのはユウキくんだからね。」
〈転送装置でもあれば楽なのにな〜。〉
「創っちゃいましょうか?」
〈そんなこと、出来るんですか?〉
「何となく、創れますよ。」
〈お願いします。〉
僕は空いている部屋にマーカーを置いてから、ユウキくんにシハテ王国に運んでもらい、王城にマーカーを設置した。
[これが、転移装置ですか?]
「はい!なっなんと、この転移装置はマーカーを置くだけでそこに転移できちゃうんですよ。」
[すごいですね。これで、もうセラク魔国に行けるんですか?]
「そうですよ。使い方は、このボタンを押すとマップが出てくるので行きたい場所の近くにあるマーカーマークをタップだけです。」
[わかりました。この1つしかないマーカーマークをタップすればいいんですよね。]
と、サンラさんは言い、セラク魔国に行ったのだった。僕が実際に使ってみると、セラク魔国に行けた。
〈[あっ、お帰りなさい。]〉
「うまく作動したみたいですね。」
〈はい!サンラさんが一瞬で現れたのでびっくりしましたよ。〉
[マクヤさん、魔族の中にこんな物作れる人いますか?]
〈いたなら、とっくに作ってますよ。〉
[やっぱり、ヨウカさん達は規格外ですね。]
〈そうですよ。これでいて、お金持ち。もう王様になっても違和感がないですね。〉
[ハハッ、そうですね。で、平和協定書にサインをしてください。]
〈はい!〉
こうして、シハテ王国たセラク魔国に平和協定が結ばれたのだった。
〈そういえば、ヨウカさん達は何でもできますけど、学園に通ったことがあるんですか?〉
「僕は、ないです。」
〘俺も、ない。〙
『俺も。』
【私は、神会の学園に通ってました。】
〔うちは、生きていたときに学校に通ってたで〜。でも、死んでからめっちゃ本を読んで知識はついてるで〜。〕
{私は、ドラゴン専用学園に通ってました。}
《学園は行ったことないですね。》
❨学園って、何なのだ?❩
(学園、なにそれ?)
〈コチカちゃん、コライちゃん知らないですか?〉
(一応本で見たことがあるけど実際に見たことはない。)
❨知らないのだ!❩
〈学園と言うのは、みんなで勉強する場所のことです。〉
[楽しいですよ。]
「大体のことはわかるので一年間だけ、通ってみていいですか?」
〈いいですよ。魔族の人達は魔法に強いので、魔法を学びたいなら魔族の学園です。〉
[人間は魔導具や科学などの魔力が少ない量で多くの力が得れるような研究をしているので、魔法がわからなかったら人間の学園です。]
「う〜〜ん。どっちがいいかな〜。」
『俺は、魔族の学園』
〘俺も。〙
〔うちは、どちらでも〜。〕
【私は、魔族の学園がいいです。】
{私は、人間の学園かな〜。}
❨私は、主と一緒がいい。❩
(私も。)
《私は、人間の学園ですかね。》
「う〜〜ん。両方通ったらだめですか?」
〈いいんじゃないでしょか?〉
[たぶん、いいと思いますよ。]
「じゃあ、それぞれの学園を一年間ずつ通いますね。最初は、魔族の学園から。」
〈わかりました。申請しておきますね。入学式まであと一ヶ月ありますからね。〉
「わかりました。では、さよなら。」
こうして、僕達は一ヶ月後に学園に行くことが決まったのだった。
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