第48話 魔王城のお風呂へ

全員でお風呂に向かい、お風呂に入った。


【あぁ〜、とろける〜。】


《まだまだ、人が入れるような大きなお風呂ですね。》


〈家の自慢のお風呂です。貸し切りでこの大きなお風呂が使えるんですよ!〉


〔ええな〜。〕


〈フフッ、そうでしょ。そうでしょ。〉


{こっちの泡が出ているお風呂はなんですか?}


〈あぁ、ジャグジーと言う、お風呂です。泡が気持ちいいですよ。〉


❨こっちの暑い部屋は何なのだ?❩


〈サウナです。美容に効果があるんですよ。しかも、癖になるんです。〉


(ここの水風呂の意味は?)


〈サウナに入った後に浸かったり、のぼせたときに入るようです。〉


〘すごいな〜、スーパー銭湯みたい。〙


「露天風呂は、ないんですか?」


〈露天風呂?なんですかそれ?〉


「えっ、露天風呂は外にあるお風呂の事ですよ。」


〈なんですと!そのお風呂、入ってみたい。〉


「サンラさんに聞いてみてください。多分、イメージを出してくれると思いますよ。」


〈よし!絶対に露天風呂を作ります!〉


「じゃあ、僕は体を洗ってきますね。」


〈待って、私も。〉


僕が体を洗い終わり、頭を洗っていると、コライとコチカが来て、


❨主、私の頭も洗ってほしいのだ!❩


(ご主人、私も、私も!)


「う〜ん、いいよ。ただ、僕は頭を洗うの下手だよ。」


僕は、コチカの頭を洗った。続けて、コライの頭も洗った。


❨主、気持ち良かったのだ。❩


(ご主人、気持ち良かったです。)


「良かったね。」


僕は、ジャグジーに入った。

ブクブクしていた。以上の感想しか出てこなかった。結局、ただのお風呂が一番入っていた。


【あぁ〜、もうだめ〜。】


シゼルさんがのぼせて倒れた。


《!!シゼルさん!シゼルさん!》


【〜〜。】


〔急いで運ぶで〜!〕


僕達は、お風呂を上がりシゼルさんに風を送った。

シゼルさんは、30分後無事に復活した。


【ご心配かけて、ごめんなさい!】


(シゼルさん、心配しましたよ。)


❨そうなのだ。❩


{体調はどうですか?}


【完全復活です!】


「シゼルさんは、暑さに弱いんですね。」


【特に気にしたことはなかったんですけど、そうみたいです。私は安全の神様だけど、暑さに弱いらしいです。】


「安全の神様だったんですか。初めて知りました。」


【えぇ、そうですよ。】


〈えっ!シゼルさん、女神様だったんですか?〉


【そうです。駄天使ならぬ駄女神ですよ。】


〈独特な感じの人だと思っていましたけど、女神様だとは思いませんでした。〉


【敬ってもいいんですよ?】


〈それはないですね。〉


【酷い!女神様ですよ!女神様!】


〈雰囲気が、なんとなく子供ぽっいんですよ。〉

〈あと、おっちょこちょいのような感じもします。〉


【うぅ〜。なんだか、閉じこもりたくなりました。】


〈そんなに気にしないでくださいよ!〉

〈ほら!翼のお手入れ一緒にしてあげるから、機嫌を治してください!〉


【うぅ。いいんですか?】


〈いいですよ。それで機嫌が治るなら。〉


【ありがとうございます。やったぁ〜!】


こうして、シゼルさんの翼のお手入れをしてから、寝室に向かうのだった。

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