第46話 魔王

シゼルさんに運んでもらい、王都に着いた。

みんなを召喚してから、王城に行った。


[サンラ様!良かった。無事だったのですね。]


〈はい!ちょっと、ヨウカさんに呼ばれただけですよ。でも、お陰で大手柄ですよ。〉


[??]


〈じゃ〜〜ん!人質です。〉


[どうも。]


〈ケトイ・カラマ?なぜ、捕まっているのですか?〉


[いやぁ〜、海の上を飛んでいたら、眠たくなって、寝てしまって、海に落ちたんですよ。そこを、ヨウカさんに助けられたんですよ。]


〈魔族の天才科学者なのに。〉


[言わないで!恥ずかしいから!]


[これで、魔王さんと平和協定が結べますよ!カラマさん、魔王さんを呼んでください。]


[はぁ。いいですか、呼びますよ?]


[はい!]


「あの〜、すいません。魔王さんの名前はわかりますか?」


[えぇ〜、いいところなのに。魔王様の名前は、マクヤ様です。]


「わかりました。マクヤさんですね。」

「召喚・マクヤ。」


そう言うと、サンラさんにそっくりだけど、少しだけ小さい少女が出てきた。


{??ここ、どこ?}


〈あなたが魔王さんですか?〉


{そうです。私が、セラク魔国第13代目魔王セラク・ナヤカ・マクヤです。マクヤと呼んでください。}


〈ここは、シハト王国です!〉


{人間領じゃないですか?}


〈私は、シハテ王国第52代国王、シハテ・マクラ・サンラです。サンラと呼んでください。〉

〈私は、マクヤさんの国と平和協定したいんですよ。〉


{いいですよ。}


〈じゃあ、カラマさんは開放しますね。〉


{あれぇ、居たの?}


[ひどっ!]


{私の国に私は帰りますね。さよ~なら~。}


[さよ~なら~。]


「僕達もついて行っていいですか?」

「あっ、僕はヨウカです。」


{ヒャ〜!可愛いです!モフモフです!}


「ありがとうございます。」


{私の国に来たいんですね。いいですよ。}


「ありがとうございます。」

「仲間の人達もついて行っていいですか?」


{いいですよ、全然。}


「じゃあ、ついて行きますね。」


『俺達の、自己紹介は?』


「{あっ!}」


『酷くない?』


「ごめん。」


『まぁ、いいでしょう。俺は、ユウキ。』


〘俺は、リョウナ。〙


〔うちは、スーユ・フィンルやで〜。スーユと呼んでや〜。〕


《私は、コミチです。》


❨私は、コチカ。❩


(私は、コライ。)


{私は、ヒスカです。}


【私は、シゼルです。】


{みなさん、個性的ですね。}

{じゃあ、ついて来てくださいね。}


「『〘〔{《【(❨は〜い。❩)】》}〕〙』》」


「ユウキくん、運んでね。」


『ほ〜い。』


こうして、カラマさんについて行き、セラク魔国に向かうのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る