第45話 カラマさん

ご飯を食べたあとの運動と言うことで、泳いでいると、謎の人が流れてきた。


「大丈夫ですか!」


〈うぅ〜ん、ここは?〉


「サタラ海ですよ!」


〈あぁ〜、サタラ海か。私は、ケトイ・カラマ。〉

〈カラマと、呼んでください。〉


「僕は、ヨウカ。他にも、仲間がいるので、ついてきてくれますか?」


〈わかりました。〉


カラマさんは、僕についてきてくれた。


〘ヨウカ、その人どうしたの?〙


「流れてきた。」


〘えっ?〙


「だから、流れてきた。」


〘Oh…。大変でしたね。俺は、リョウナです。〙


〈私は、ケトイ・カラマ。カラマと、呼んでください。〉


「今、みんなを呼びますね。」


「お〜い!みんな、集〜合〜!」


『《{【〔(❨は〜い!❩)〕】}》』


{??ヨウカさん、誰ですか?}


「遭難者。」


{遭難ですか?大変でしたね。私は、ヒスカです。}


❨私は、コチカ。❩


(私は、コライ。)


《私は、コミチです。》


〔うちは、スーユ・フィンル。気軽にスーユと呼んでや〜。〕


『俺は、ユウキ。』


【私は、シゼルです!】


〈どうも、私は、ケトイ・カラマ。カラマと呼んでください。〉


【どうして、カラマさんは遭難したんですか?】


〈いやぁ〜、たまたま、海の上を飛んでいて眠たくなって、寝てしまったんですよね。で、気づいたら、この海に居たんですよ。〉


【へぇ〜。そんなことも、あるんですね。】


〈お恥ずかしい話ですよ。〉


❨どこから来たのだ?❩


〈魔族領のセカル、ってとこから飛んでいるときに、海に落ちたんですよね。〉


「セカルという街ですか?ちょっと、サンラさんに、聞いてみますね。」


「召喚・サンラ。」


[どうしたんですか?国王をいきなり呼び出すなんて。]


「ちょっと、聞きたいことがあって。」


[なんですか?]


「セカルと、いう街を知りませんか?」


[!!魔族領じゃないですか。]


「知っているんですね。カラマさんという人が、そこから来たそうなんですよ。だから、返してあげようと思って。」


[カラマさんって、ケトイ・カラマさんですか?]


「そうです。そこにいる人がカラマさんですよ。」


〈そうです。私が、ケトイ・カラマです。カラマと、呼んでください。〉


[私は、シハテ王国第52代国王、シハテ・マクラ・サンラです。サンラと呼んでください。]

[カラマさん、あなたは、魔族の中の研究者ですよね?]


〈はい、そうです。〉


[やっぱり。ごめんなさい。少し、拘束させてください。]


〈まぁ、そうなりますよね。〉

〈どうぞ、どうぞ。〉


[ヨウカさん達バカンス中ですけど、みんなで王都に来てくれませんか?]


「いいですけど、どうしてですか?」


[この人を人質にして、魔族の王様に平和協定を結んでもらうんですよ。]

[とりあえず、着替えてから、王都に来てくれませんか?]


「わかりました。」


僕達は、着替えてから王都に向かったのだった。

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