4章 自由な毎日

第40話 女神様はモフモフ好き

朝起きて、しっぽのブラッシングをしていると、


〔モフモフレーダー反応あり。〕

〔モフりにきたで〜。〕


【同じく、モフりにきました。】


「シゼルさん、モフモフ好きだったんですね。」

「スーユさんは駄目ですが、シゼルさんはモフっていいですよ。」


【やったぁ〜!】


シゼルさんは、3分ぐらいモフっていた。


【これ枕にしたら駄目ですか?】


「いいですよ。」


【やったぁ〜。顔を埋めてみたかったんですよね。】


シゼルさんにしっぽ枕をしてあげると、すぐに、眠ってしまった。顔を埋めてだ。


「スーユさん、助けて。」


〔助けられないやろ!女神様の邪魔したらバチが当たるかもしれないやろ!〕


「Oh…。」


シゼルさんは40分ぐらいしっぽの枕を満喫していた。


【ふぁ〜〜。おはようございます。枕気持ち良かったですよ。ありがとうございました。何か、お礼にしたいんですけど、何がいいですか?】


「じゃあ、しっぽのブラッシングし直してください。」


【喜んで!ハァハァ、更にモフれる。】


シゼルさんは、ぎこちなくもしっぽのブラッシングをしてくれた。


【はい!できました!】


「ありがとう。じゃあ、僕はリビングに行きますね。」


【私も、行きます。】


〔うちは、しっぽモフらしてくれんの?〕


「はい。絶対にモフらせません!」


〔そんな〜、うちなんか悪い子とした?〕


「はい!毎回、1時間ぐらいモフるからです。」


〔じゃあ、30分ぐらいならモフっていい?〕


「えぇ、いいですよ。絶対に30分ぐらいの間ですよ。」


〔よしっ!〕


スーユさんは、本当に30分ぐらいでモフるのをやめてくれた。


〔うぅ〜。もっと、モフりたい。〕


「駄目です。」

「じゃあ、僕はリビングに行きますね。」


〔うちも、行くわ〜。〕


【私は、30分待っていたのに無視ですか?】


「まぁまぁ、一緒に行きましょう。」


【わかりました。じゃあ、今度はしっぽを枕にしたまま、もっと寝ていいですか?】


「駄目ですけど、枕はしてあげますよ。」


【はい!しっかりと聞きましたからね。】


そんなこんなで、リビングに降りて、朝ごはんを食べてから、冒険者ギルドに向かったのだった。

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