第39話 女神

冒険者ギルドに着いたので、ギショクさんのところに行き依頼を探した。

依頼の中に子犬の捜索があったので、この依頼を受けた。


〈この依頼、報酬が安く、誰も受けてくださらなかったんですよ。ヨウカさん達には、いつも助けられますね。〉


「いいんですよ。たまたま、目に入っただけですから。」

「この子犬の名前は、何と言うんですか?」


〈なくやちゃんです。〉


「わかりました。じゃあ、探してきます。」


と、言い、なやくちゃんを探しに街に行った。


「妖術・マップ」


と、言い探したが反応がなかった。

いつもの草原に行き、探したところすぐにいた。

ところが、マップに異常な反応が見られた。

とてつもない、力を持ったものがいきなり現れたのだ。ユウキくんに運んでもらい、その場所に行った。一人の金髪美少女が泣いていた。


【ウゥ。ヒグッ。】


「どうしたんですか?」


【ウゥ。】


「あの〜、どうされましたか?」


【ウゥ。私は、女神です。ちょっと、ミスをして神界から、落とされちゃいました。】


「つまり、駄女神ってことですか?」


【ウェ〜〜ン。そんな、はっきり言わないでくださいよ。ヒグッ。】


「ドンマイです。名前は、なんていうんですか?」


【シゼルです。】


「僕は、ヨウカです。」

「こっちは、ユウキくんです。」


『どうも〜。ユウキです。』


「ほかに仲間がいるんですが、ちょっと、歩いてくれますか?」


【はい、いいですよ。ここにいても進まないので、ついていきます。】


5m程歩くと、みんなと合流できた。


❨主、誰ですか?❩


「女神様だよ〜。」


❨主、ウソは良くないです!❩


「ウソじゃないです。本当に女神様です。」


【はい!私は、シゼル。一応、神様です。】


❨じゃあ、本当に女神様なんですね。❩


❨私はコチカ。❩


《私は、コミチです。落ちてきたんですか?》


【はい、ミスをして落とされちゃいました。】


《つまり、駄女神ということですね。》


【酷いっ!】


《ごめんなさい。》


(私は、コライ。)


{私は、ヒスカです。}


〔うちは、スーユ・フィンルやで〜。スーユと呼んでや〜。〕


〘俺は、リョウナです。〙


みんな、一通り自己紹介が終わったので気になることを聞いてみた。


「シゼルさん、どうして落ちてきたんですか?」


【なんというか、仕事をしていてミスをしたんですよね。そのせいで、大変なことになったので神界を落とされちゃたんですよ。】


〔たいへんやったな〜。お疲れ様〜。〕


【ありがとうございます。】


「次に、どうやって生きていくんですか?」


【特に、決めていないです。仕事だけが人生だったので、あまり決まってないですよ。どうすればいいでしょう?家はない。お金もない。何もない。】


「なら、僕達のパーティに入りませんか?」


【えっ、いいんですか?】


「いいですよ。」


【やったぁ〜。じゃあ、ヨウカさん達についていきますね。】


こうして、シゼルさんが仲間になった。

依頼のなくやちゃんも見つけたので、依頼達成金をもらいに、ギルドに行き依頼達成金をもらった。

ギショクさんは、シゼルさんに驚いていたけど取り乱さなかった。さすが、必殺仕事人。


家に帰り、お昼ご飯を食べてから買い物に行き、色々な物を買ってきた。夜、シゼルさん歓迎パーティーをして、その後にお風呂に入ってから、ベットにダイブした。ベットに入ると、すぐに意識は消えたのだった。

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