第28話 モンスター少女
宿に着くと、宿の受付嬢ことトヤミさんが来て
〈お久しぶりですね。〉
「はい!」
〈この人は、新しい仲間ですか?〉
「そうです。」
〔スーユ・フィンルやで〜。気軽にスーユと呼んでや〜。〕
「幽霊です。」
〔そうやで〜。うちは、幽霊やで〜。〕
〈幽霊ですか。すごい人を仲間にしましたね。〉
〈幽霊歴何年ですか?〉
〔12年ぐらいやで。〕
〈へ〜。私、知り合いに幽霊がいるんですよ。〉
「どんな人ですか?」
〈スーユさんと対象な人です。〉
〔なら、知り合いかもしれんな〜。〕
〔うちと一緒の茶髪で、顔が死んでるように変わらないやつやろ。〕
〈そうです!そんな人です。〉
〔その幽霊どこに、いるんや?〕
〈私の家です。〉
〔なら、宿の仕事終わりに家に訪ねてきてや。〕
〔絶対についていくから!〕
〈いいですよ。〉
〔と、言うことで行ってもええよな?〕
「トヤミさんがいいのであれば、行きましょう。」
『えんちゃう?』
〘いいと思う。〙
❨行きたいのです。❩
《いいと思いますよ。》
〔なら、決定やな。トヤミさんありがとな〜。〕
こうして、トヤミさんの家に行くことになった。
宿でお昼ご飯を食べたあと、いつもの草原にやってきた。
「リョウナくん、捕まえたモンスター全部出して。」
〘どうして?〙
「いいから、早く!」
〘わかった。行け、スムラ、メリド!〙
「妖術・反転」
スライムとメタルリザードは、それぞれ、水色の髪の少女と銀髪の少女になった。
((どうしましたか?))
スライム少女とメタルリザード少女が聞いてきた。
「いいや、なんでもないよ。ボールに戻ってあげて。」
((はい!))
そう言うと、スライム少女とメタルリザード少女は、ボールの中に戻っていった。
〘スムラとメリドに何をしたの?〙
「妖術・反転で、擬人化させただけだよ。」
リョウナくんは、驚いていたが、それよりも、ユウキくんが驚いていた。そんなこんなで、薬草を採取して冒険者ギルドに行っていたら日が暮れていた。
家に帰ってしばらくすると、トヤミさんが来て、
〈は〜い、スーユさん来ましたよ。〉
〔ほ〜い、今出るけんちょっと待ってな〜。〕
〔はい!〕
〈言われた通り、来ましたよ。さぁ、行きましょう。〉
僕達は、トヤミさんについて行きトヤミさんの家に向かうのであった。
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