第21話 ケモナーの家の見学

ギショクさんについていき、一つ目に家についた。

見た目は良かったが、広い部屋も、キッチンも、なかった。


〈次に行きましょう。〉


次の家についた。

すべてが駄目だった。見た目もみんなの要望に合うものもなかった。


そんなこんなで、色々探していると、ついに最後の家になった。


〈こちらが、最後の家でございます。〉

〈広い部屋、広い庭、お風呂付き、キッチン付きで、なっなんと、金貨30枚!!〉


「なんで、この家を最初から出さなかったの?」


〈っ!!実はここ、出るんです。〉


「〘『《❨!!❩》』〙」


❨駄目です。主。ここは、やめましょう。❩


「一応、見学に行こうよ。」


❨えぇ〜。他の人達は怖くないんですか?❩


「〘『全然。』〙」


《特に。》


❨みんなおかしいのです。❩


いやいやのコチカを連れていき、家の中に入った。


❨主、絶対に手を話さないでください。❩


「はい。」


リビングみたいなところについたときに、ポルターガイストが起こり、


〔タ チ サ レ〕 〔タ チ サ レ〕

 〔タ チ サ レ〕 〔タ チ サ レ〕


と、いう声が聞こえとともに、その声の主と思われる幽霊が現れた。


「話をしよう!!」


と、僕が言う。ユウキくんが、


『もしかして、僕達に対しての攻撃手段持っていないんじゃね。』


と、言う。


〔ギクッ〕


《ギクッて、言いましたね、本当に幽霊何でしょうか?》


〔ちゃんと、うちは幽霊やわ。〕


〘うわぁ〜、幽霊が喋った。〙


〔しまった!しゃべてしもうた。〕

〔どうしょう?〕

〔こうなったら、破れかぶれの特攻や!〕


そう幽霊は言い、一番ビビっているコチカに近づき、


〔バァ!!〕


と、言って驚かしていた。コミチが、幽霊に近づき、


《大の大人がなにビビっている子供驚かしているんですか!!》


〔はいぃ〕


コミチの迫力に負けて、幽霊なのにビビっていた。


〔すいません。大人なのに大人に怒られた。〕


「あの、そろそろ話し合いしましょうよ。」


〔そうやな。話し合うか。って、なるかぁぁ。〕


幽霊は、のりが良かった。


〘まぁまぁ、話し合いをしましょうよ。〙


リョウナくんの言葉により、やっと幽霊との話し合いが始まった。

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