第20話 お金がたくさん

宿で、お昼ご飯を食べて、冒険者ギルドに行き、すっかり忘れていたオーク討伐金を取りに行った。


〈こんにちは、オーク討伐金の受け取りですね。〉

〈ちょっと、待っていってください。〉


……3分後……


[やぁ、君たちか。]


「はい、オーク討伐金をもらいに来ました。」


[はいっよ]


そう、ギルドマスターに言われて出されたのは、小袋いっぱいに入った金貨だった。


[金貨、32枚ぶんだよ。]


「〘『《❨えっ、❩》』〙」


《そんな、もらってよろしいのでしょうか?》


[いいよ、もってけドロボー!]


大金なってしまった。これで家が買える。ギルドマスターに、


「あの、僕達、今は宿で暮らしているんだけど、冒険者のパーティも、5人になったのでそろそろ家が欲しいと思いまして。いい家ないですか。」


[あっ?]


「駄目ですか?」


[いいよ。お〜い、ギショクは居るか?]


ギルドマスターがそう言うと、いつもの受付の人が出てきて、


〈はい、何でしょう?〉


と、言っていた。


[この人達が、家を買いたいらしい。]


〈はい、家の注文ですね、どんな家をお探しで?〉


ユウキくんに、聞くと、


『飛び回れるような、広い庭が欲しい。』


リョウナくんは、


〘大きなお風呂がある家。〙


コチカは、


❨広い部屋がいい。❩


コミチは、


《そうですね。私は、料理をしたいので、キッチンがある家がいいですね。》


「だそうだ。僕は、どんな家でもいいが、金貨、50枚以内ぐらいの値段がいいな。」


〈はい、分かりました。〉

〈では、家の見学に行きましょう!〉


ギショクさんについていき、僕達は家の見学に行くことになったのであった。

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