第18話 コチカのモフモフ

朝、起きてしっぽのブラッシングをしていると、コチカが、


❨私も、ブラッシングして〜❩


と、よってきた。コチカのしっぽが、僕の朝のしっぽ以上に、ボサボサになっていたのだ。


❨あるじ〜おねが〜い。❩


うるうるとした目で言われたので、ブラッシングしてあげた。


❨主、ありがとう!❩


僕のしっぽもブラッシングし、モフモフしていると、コチカがよってきて、


❨主なら、モフモフしてもいいよ。❩


「コチカなんて、いい子なんだ。」と、思いながら、コチカのしっぽをモフモフした。

コチカのしっぽは、サラサラで包み込むような、モフモフだった。僕のしっぽは、モフモフの暴力とも言えるモフモフの数により、満足していたが、コチカのしっぽをしってしまったからには、もう戻れない。


❨あのぉ、あるじぃ〜❩


「ごめん、あと10分さわらせて。」


❨主、もとに戻って〜❩

❨えぇ〜ん❩


駄目だ、もっとモフりたいが、コチカが泣きだしてしまったのでやめた。

ユウキくんが、


『い〜け〜ないんだ、い〜け〜ないんだ、女の子泣かせちゃいけないんだ。』


リョウナが、


〘子供泣かせちゃ駄目ででしょう!!〙


と、怒られた。


「コチカ、お願いだから機嫌を直して。」

「何でもするから!!」


❨主、ほんと?❩

❨じゃあ、もう一人の刀が欲しいです。❩


「??」


どうしよう。「何でもする。」と、言ってしまったので、刀を創るしかなくなった。


仕方がないので、朝ごはんを食べてから、武器屋に、行くことになった。

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