第17話 本気の実力

ギルドマスターについて行くと、訓練場のような場所に着いた。


〔ここに、人形があるだろう。これは、魔道具でダメージを数値化してくれるんだ。〕

〔つまり、ダメージ量を私は、見たいわけだ。〕


言われたとおり攻撃するための順番は、ユウキくん→リョウナくん→僕→コチカの順になった。

ユウキくんが


『やっちゃっていいんですよね?』


〔あぁ、いいよ〕


『全責任は、ギルドにあるということでいいんですよね。』


〔えっ?〕


『地獄の人工太陽』


やってしまった。訓練場が消えた。

ここにいた、人達は20m離れた場所に召喚した。

僕も含めてだ。


『これが、少しの本気で、これからですよ。』


〔ちょっと、待て。どうする、この状況。〕


『ギルドが全責任を負うということでいいと言ったじゃないですか。』


〔想像できなかったんじゃ!〕


『しゃあない、ヨウカ頼んだ。』


頼まれたので、


「妖術・反転」


と、言って直した。


〔!!??〕


「直しましたよ。」


〔もういい、ツッコまない。〕

〔次の人やれ、もう。〕


『俺は?』

 

〔もういい。〕


『えぇ〜』


〘わかりました。やりますね。〙


〘行け、スライム!〙


〘ワルだくみ〙〘ワルだくみ〙〘ワルだくみ〙


〘貫通酸弾〙


人形が溶けきった。


〔ハァ~、みんな化け物なの?〕


「〘『❨いいえ、違います!❩』〙」


〔そんなことは、ない!!〕


「それじゃあ、僕の番ですね、行きますよ。」

「妖術・狐旋丸」


30m先まで、さら地になった。

「やっべぇ、やりすぎた。」と思いながら、もとに戻した。


〔Oh…〕


「あの〜、対人戦だったら別の技を使いますよ。」 

「もしも〜し、大丈夫ですか〜。」 


❨主、諦めよう。❩


2分後、ギルドマスターは、復活した。


〔対人戦でどんな技を使うんだい。〕


「よく見ていてください。」

「妖術・ナルコレプシー」


半径8m以内の人が、全員10秒ぐらい寝ていた。


「妖術・追い討ちの猛毒」


寝ている人が、いきなり倒れた。死んでいた。


「妖術・リレイズ」


復活させておいた。


〔??〕


「すいません、殺してしまったので、復活させました。」


「もう一人いますよ?」


〔わかったから、もうこれ以上驚かさないでおくれ。〕


❨主、やっと私の番ですね。❩


❨いきますよ?❩


❨火産狐神、氷産狐神、風産狐神、水産狐神、雷産狐神❩

❨せいッ!!❩


火産狐神、氷産狐神、風産狐神、水産狐神、雷産狐神が混ざり合い、虹色の刃が飛んでいった。


❨がんばりましたよ、主。頭をなでて、なでて!!❩


虹色の刃は、すべてを切りながら、90km飛んでいった。


〔直しておいてね?〕


ギルドマスターから、圧を感じたので、直しておいた。


〔よく、君達の実力は、わかった。だから、もう本気は、出さないでくれ!!〕


「〘『❨はい❩』〙」


〔そして、君達のAランク昇格が決まったよ。〕

〔ハァ~。〕


僕達は、喜び合い本気を出し疲れたので、宿に帰り、夜ご飯を食べてから、お風呂に入り、ベットに入った。


「明日、ギルドにお金を取りに行こう」と、言う意識は、すぐに消えたのだった。

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