第5話 召喚術

次の日、朝起きて大変なことに気がついた。

しっぽが、ボサボサだっのだ。ケモナーとしてか、それとも九尾の狐の獣人だからかは、わからないがこのしっぽは、さらさら、モフモフの暴力と言えるぐらいのモフさじゃないとだめだと思ったので、すぐさま近くの雑貨屋みたいなところに行き、ブラシを買った。


その後、30分間丁寧にブラッシングをおこなった。


そうして、いつものようになったしっぽを、また、10分ぐらいモフっていた。


そうしていると、だんだんお腹が減ってきたので、朝ごはんを食べることにした。パンにスープだ。

美味しかった。うん、素朴な味付けだった。


やっと、宿を出たので召喚術を確かめることにした。「召喚・裕紀〈ユウキ〉」そう言うと、前世で大親友のユウキが現れた。しかも、14歳ぐらいのときの。正直僕は、一人旅は不安だったので「呼べるかな〜」と適当にやってみたのだ。しかし、本当に召喚できるとは。嬉しさのあまり「やった〜 ユウキくんだ〜」と喜んでしまった。


ユウキくんは、混乱しているようだが、状況を話すとすんなりと理解してくれた。分かるよ、みんな憧れの異世界転生だもの。

ユウキくんのステータスを見ようと、

「妖術・見極め」と、言うと。


名前 ユウキ    性別 男

種族 人間 

レベル1

HP 1000/1000  MP 300/300

スキル 格闘術マスター 自然回復

    完全回避    反射防衛

    オタク話    暗視

    全言語理解   働きたくないでござる

    全属攻撃耐性  物理ダメージ20分の1

    変態・変人パワー

    目覚めるロリパワー

    眼鏡がないと何も見えない


と、書いてあった。

ほぼ、僕と同じような感じだ。しかし、ところどころ細かいところが、違う。あと、HPとMPがとても低い。


そうして、新しい仲間にユウキくんが加わって、ウキウキの僕であった。

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