第3話 森からの脱出

ただいま、絶賛ピンチ中


 …5分前…


しばらく歩いていると、気が付いた。街の方向がわからないということに。やばい本当に、やばい。

焦っていると、僕の脳は急に閃いた。

「そうだ、スキルを使おう。」そう思い、「妖術・マップ」そう叫ぶと、ステータス画面に、似た画面が現れた。ただ、それには、ここら一体の地形が書いてあった。

「やったぁ~」と喜んでいたら、後ろから、でかくてキモい虫が現れた。

虫は、大丈夫なはずなのに思わず「キャ〜」とびっくりし叫んでしまった。


最初に戻る。

ただ今、全力で逃走中。後ろを振り向いてみると、今さっきより、たくさんの虫が後ろをついてきていた。思わず気を失いそうになったが、なんとか気を保ってどうすればいいか考えた。そうだ、攻撃すればいいんだ。

「妖術・つむじ風」そう叫ぶと、空気の刃が5m✕5mの範囲の虫を、ズタズタに引き裂いた。

「やったぁ~」と思う暇は無いはずなのに、喜んでしまった。このまま虫を全部倒してしまおうと、思っていると、その先に街が見えたのだ。


このまま急いで街に行きたくなったので、「妖術・ダッシュ」とゆってみると、ものすごいスピードで、走り出した。


自分でも、驚きつつ僕は、街を目指した。

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