第2話 ケモナー転生する?(2)

その後、自分のしっぽを10分ぐらいモフってたら落ち着いた。


太陽の傾きから、ただいま午後2時過ぎぐらいだろうか?今、この状況、まずこの森からの脱出を目標にしよう。


しかし、ここで僕は大事なことに気がついた。

ここ、多分だと思うが異世界だろう。

(異世界=魔物=倒すしかない=力がいる)

自分の力を見てみたいと思ったので、

「妖術・見極め」と適当に叫んでみた。そしたら なっなんと、自分のステータス画面が、現れた。

ステータス画面には、  


名前 ??      性別 女

種族 獣人族(九尾)  

レベル1

HP 15260/15300  MP 2399/2400

スキル 妖術マスター  自然回復

    完全回避    魅了

    全言語理解   働きたくないでござる

    全属攻撃耐性  物理ダメージ4分の1

    みんなちがってみんないい

    変態・変人パワー

    目覚めるケモパワー


と、書いてあった。


「名前 ??って、ひどくない。」と思いながらまず自分の名前を考える事にした。

約20分悩んだ末【陽華〈ヨウカ〉】にした。

これにした理由は、前世の名前と前世の幼なじみの名前から一文字ずつ取って組み合わせたらいい感じのこの体に合いそうな名前になったからだ。


次に、名前以外のところだ。

レベル・HP・MPは、分かる絶対に分かる。

スキル構成がなんとなく分かるようで、分からないようなスキル構成だった。でも絶対に最後の3つと「妖術マスター」は、前世からリスペクトされた物であろう。

あれなんだか、悲しくなってきた。「ハハッ⤵」

でも、これだけスキルがあればこの森から脱出もできるだろう。

「困ったときは、困ったときになんとかすればいいしね。」

こうして自分の力〈スキル〉を見た僕は、森の脱出に向けて、歩きだした。

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