第2章

第14話 冒険者①

 翌朝、リエーレに用意して貰った朝食を食べ終えたメルとココノアは、出発の支度を始めた。セロから貰った衣服に身を包み、髪型もしっかりと整えていく。館へやってきた当初の質素な装いが信じられない程に、2人の佇まいは華やかだ。


「その髪型、よくお似合いですよ」


「ありがとうございます、リエーレさん。1人じゃ上手くできなかったので、助かりました!」


 メイドの手を借りてヘアセッティングを終えたメルは、フワリとその場で一回りしてみせた。背の中程まである美しいピンク色のロングヘアはそのままに、猫耳付近の髪を赤いリボンで結わえる――日本においてツーサイドアップと呼称される髪型を選んだ。獣人族の特徴でもある耳をお洒落に飾りたいという本人の意向と、自慢の髪色を最大限にアピールできるスタイルを両立した結果、この形に落ち着いている。


「なかなか良い感じですね、うんうん♪」


 備え付けの姿見に映った自身の姿を眺め、上機嫌で尻尾を揺らすメル。彼女が着こなす淡い紫色のドレスには、可愛らしいフリルが多く施されていた。子供服でここまで手の込んだ造りをしたものは滅多に無いので、見るからに高級品である事が分かる。

 この衣装が持つ強みは見た目以外にもあった。過酷な旅でも常用できるとして、動きやすさを優先したコンセプトで設計されているのだ。脇や肘といった間接部分を露出する構造になっており、四肢の可動域を一切阻害しない。

 同様の理由によりスカート丈も短めとなった。どうしても肌面積は多くなるが、発達した筋肉を持つ獣人族は他種族より体温が高く、熱を籠らせない形状は逆に利点となる。代謝の良い子供の身体なら尚更だ。

 一方、同じ背格好でも異なる種族特徴を有するココノアは、素肌を見せない衣服を好む。気品のある清楚な身なりで、セットし終えた髪型を披露した。


「こっちも準備できたわよ。どう?」


 仕上がりを問う声と共に、肩で揃えられたベージュの髪がサラサラと宙を舞った。繊細な毛先は内巻きになっていて、幼い顔立ちとは対照的な大人びた雰囲気を演出する。


「わぁ、ココノアちゃん素敵です♪ きっと将来は美人さん間違いなしですよ! 成人したら結婚を申し込む人達が長蛇の列を作ってもおかしくありません!」


「そ、そこまで大袈裟に褒めてくれなくてもいいってば。半分以上はのおかげなんだろうし」


 両腕を広げ、自身の衣装を見せるココノア。彼女用に特注で作られた服は、メルのドレスと異なるアプローチに基づいてデザインされたものだ。魔法耐性に優れる生地を採用しており、普段着ながらも防具としての実用性を有する。

 勿論、見映えも悪くはない。純白のブラウスと真紅に染められたスカートの組み合わせは、知的な貴族令嬢のイメージを彷彿とさせた。また、ブラウスに赤色のケープレットを重ねる事で、色のアクセントも付けている。


「ご立派ですココノア様、メル様」


 麗しく着飾った少女達に対し、リエーレは暖かい眼差しを向けた。その表情は慈愛に満ちているが、どこか寂しそうでもある。眼前の2人を交互に見つめながら、彼女は感情を吐露した。


「皆様のお世話をさせていただいたこの1カ月は、私にとってかけがえのない日々でした。もし、ヒースとの間に子供が産まれていれば、このような生活を送っていたかもしれない……そう考えるだけでも、嬉しく感じられたのです」


「リエーレさん……」


「もし旅の道中でお疲れになられたら、いつでもここへお戻り下さい。メル様とココノア様であれば、主もきっと歓迎するでしょう……そうですよね、ご主人様?」


 リエーレが部屋の入口を振り返ると、その向こう側から「勿論だ」と返事が聞こえた。どうやらセロが着替えの終わりを待っていたようだ。軽いノックで入室の確認を済ませ、銀髪の紳士が部屋へ立ち入る。


「準備は問題なく進んでいるか?」


「ええ、おかげさまで。それにしてもセロがここに来るのは珍しいわね。もう少ししたら挨拶しに行こうと思ってたところよ」


「大した用事ではないのだが、お前達に渡しておきたいものがあったのでな。旅立ちの餞別として持って行け」


 そう言ってセロがココノアに手渡したのは、六角柱状の青水晶を冠した短い杖だった。本体部分には良く磨かれた樹枝が使われているらしく、ツルツルとした手触りが心地よい。軽量かつ子供でも扱いやすい長さのため、使用しないときは腰に装着して持ち歩けそうだ。


「お前なら杖に頼らずとも魔法の効果を十二分に引き出せると思うが、魔法をたしなむ者であれば、1本くらい持っておいて損はないだろう。それに、先端の魔石には転移魔法の効果を増幅させる効果がある。より長い距離まで跳べるようになるはずだ」


「へぇ、それは助かるかも。ありがとね」


 エルフ少女は杖を手に取るなり、器用にクルクルと回転させ始めた。魔道を極めし者フォースマスターにとって、杖は得意武器に該当する。初めて扱うものであっても自然に使いこなすことが出来た。本人も手に馴染む感覚があるらしく、嬉しそうに微笑む。


「メルにはこれを渡しておこう」


 続けてセロはメルに小さなポーチバッグを渡す。黄色に近いクリーム色の生地に、デフォルメされたサカナの刺繍があしらわれた丸型鞄――それは子供向けの玩具にしか見えない品だったが、猫耳少女はひと目で気に入った。瞳をキラキラと輝かせて肩紐に腕を通す。


「可愛いですね、このポーチ♪ 気に入っちゃいました!」


「喜んで貰えたようで何よりだ。それはリエーレが作った鞄に、古代魔法を応用した収納術式を組み込んだ魔道具でな。見た目より遥かに大きい荷も入るぞ。旅先で役立ててくれ」


「えっ、すごい!? 超便利アイテムじゃないですか! セロさん、リエーレさん、ありがとうございます! 荷物が結構多くてどうしようか悩んでたんですけど、これがあれば大丈夫そうです♪」


 早速メルが数日分の着替えや雑貨類をポーチへ入れてみたところ、スルスルと吸い込まれた。入口部分に物質が触れると術式が発動するらしく、大きさを無視して収納できる。

 ただし、質量までは打ち消せないらしい。先ほどに比べ肩紐に掛かる荷重が少し増えた。桁外れの怪力を誇るメルにとっては誤差のようなものだが、欲張って物を入れすぎると彼女以外誰も持てない代物になる可能性が高くなる。そういう意味でもメル専用装備と言って差し支えないだろう。


「ポーチのおかげでセロさんに譲ってもらった魔道具なんかも楽に持ち歩けますし、すぐ出発できそうですねココノアちゃん」


「そうね、今から出れば暗くなる前に宿を確保できるかも。とりあえず、ベッドの上に並べておいた荷物も全部ポーチへ入れておいてくれる?」


「分かりました! なんでもドンと来いなのです!」


 希望に満ちた笑顔で言葉を交わしながら、2人は最後の荷造りに取り掛かる。セロとリエーレはしばらくの間、そんな少女達を慈しむような面持ちで見守っていた。



§



 館で過ごした日々との別れを惜しむ間もなく、旅立ちの時が訪れる。少女達は館の玄関から冒険への1歩を踏み出した。森から聞こえてくる賑やかな小鳥のさえずりが、2人の門出を祝福する。


「色々とお世話になりました! それでは行ってきます!」


 手を振るセロとリエーレに見送られ、メル達は意気揚々と歩き始めた。険しい森に囲まれた立地とはいえ、この地方一帯を管理する領主の拠点でもある。館の前には主要街道へのアクセス道が設けられていた。ただし木々の間を縫うようにして曲がりくねる上に、幅は馬車1台程度しかなく、地肌も剝き出しだ。草が生えてないだけマシだが、お世辞にも歩きやすいとは言えない。

 とりあえず2人は見晴らしのいい場所を目指す事にした。森は今日も穏やかだが、いつ獣や魔物が襲い掛かってくるか分からない。周囲に注意を配りつつ、木漏れ日で彩られた斜面を登っていく。


「周囲は木や草で覆われてるのに、道のところだけ植物が無いのって不思議ですよね。どうしてでしょうか?」


「除草効果のある魔法を道に付与してるんでしょ。除草剤の代わりになるような術式があってもおかしくないし、この世界」


「確かにありそうですね……」


 メルは感慨深そうに頷いた。ココノアを含め、少女達は館での生活を通して魔法の便利さを十分に学んでいる。地球の科学技術に相当するものが、この世界における魔法と言って良いだろう。人々の暮らしは魔法が無くては成り立たない。

 ただし、魔力があるからといって誰でも快適な生活を得られるわけではなかった。魔力というエネルギー自体が、個人の資質によって左右されるためだ。地球では人種や年齢にかかわらず、スイッチを入れれば電化製品を扱う事が可能だが、異世界では魔力の差が顕著に表れる。魔法の扱いどころか、魔道具の使用すら制限を受けてしまう者も少なくない。

 だからこそ魔法の才に恵まれなかった者は、それ以外の要素――肉体や技術を鍛えるしかなかった。万能の象徴たる魔法が存在する世界でありながら、剣や斧のような原始的な武器が使われている背景はそこにある。もっとも、中にはリエーレのように魔法と武術の才能を持ち合わせた強者もいるのだが。


「やっとひらけたところにでたわ。向こう側に見えてるのがトルンデインへ向かう街道かしらね」


 坂道の頂上に到着したココノアは、遠くの景色を眺めて呟いた。樹海と表現して差し支えない程度に森は広大だ。子供の足では1日中歩いても抜けられないだろう。だが彼女にはの秘策がある。


「こんなの普通に歩いてたら日が暮れるし、転移魔法でサクっと移動するわよ。ほら、メルも一緒に!」


「えっ、でも私は転移魔法を使えないんですけども……!」


「魔力をリンクさせれば同行者も転移できるの。1人が限界だけどね。とりあえず、うちの手を握って」


「あら、私も瞬間移動できちゃうんですか! 実は前からワープ体験をしてみたかったんです♪」


 ココノアが差し出した左手にメルが右手を重ねた。転移しやすいように横並びとなった2人は、指同士を絡めてさらに固く結ぶ。触れ合った肌の面積が増えれば増えるほど、魔力も繋ぎやすい。


「最初は慣れないかもしれないけど、全部うちに任せてくれればいいから。怖かったら目を瞑ってて」


「大丈夫です! ココノアちゃんが一緒なら何も怖くはありません!」


「へぇ、言ってくれるじゃない。結構高くまで跳ぶけど、ビビっておしっこ漏らしたりしないでよね? よし……多重転移加速アクセラレイション!」


 ココノアが魔法を発動させた瞬間、地面に足跡だけを残して2人の姿が消えた。それとほぼ同時に、手を繋いだ少女達が上空に出現する。魔法による空間跳躍の成功だ。

 しかし、元位置からの移動距離は10メートル程度に留まった。言うまでもなく、これだけでは街道まで辿り着けない。故にココノアは間髪入れず次の転移魔法を詠唱する。


――シュッ!――


 わずかな大気の揺らぎを残し、2人は再転移した。そしてさらに10メートル先へ姿を現す。これで合計20メートル分の移動ができた事になる。道を無視して空中を直線移動できる分、走るより遥かに速い。


「あっという間にこんなところまで……! 凄く便利ですね、転移魔法って!」


「でしょ? 1回の移動距離は短いけど、回数で補えば森を抜けるなんてすぐよ、すぐ!」


 転移魔法の研究を何十年と続け、最適化を果たしたセロに比べると、ココノアの熟練度はまだまだ低い。移動可能な距離では彼に及ばなかった。貰った杖の恩恵を受けても、10メートル付近が限界である。

 ただしココノアは魔法の二重詠唱デュアル・キャストにより、転移魔法を連続で詠唱できる独自の強みを持つ。しかも膨大な魔力を誇るため、消耗の激しい転移魔法を際限なく使えた。従って地に足をつけることなく、宙を舞うようにして移動が可能だ。


――シュッ、シュッ、シュッ――


 転移で指定座標へ跳ぶと、そこにあったはずの大気を押し出すことになる。そのせいか、魔法の発動時に空気の排出を思わせる異音が生じた。裏を返せば空気抵抗の影響を受けない事に等しく、術者が衝撃や反動にわずらわされる心配はない。

 それから少しの間、2人の少女は転移魔法による空中デートを優雅に楽しんだ。本人達は軽々と樹木の頭上を飛び越えていくが、その速度は凄まじく、平均すると秒速50メートル相当となる。これは新幹線の平均速度にも匹敵する恐るべきスピードだ。


「……あれれ? まっすぐ行かないんですか?」


 森の北端が見えてきたあたりで、メルが不思議そうに声を漏らした。行先が街道方面から逸れたからだ。ココノアは詠唱速度を緩め、寄り道の理由を述べる。


「セロがリエーレと一緒に討伐した竜の死骸が、この近くにあるって聞いたのよ。残留魔力で魔物を呼び寄せるから、とりあえず凍らせて処分したらしいけど、根本的な解決になってないでしょ?」


「あっ、それを私達で何とかするわけですね!」


「そういうことっ!」


 察しの良い相方に笑みを返すココノア。彼女は晩餐会の時、セロから火竜討伐後の後日談を聞いていた。決着をつけた場所もその時に教えて貰ったのだ。

 たとえ死後数十年経過した状態でも、大きな魔力を含有し続ける限り、竜の屍は良からぬモノを惹き付けてしまう。その代表例が、魔力を好む性質を持つ魔物と呼ばれる存在だった。野生の動植物は勿論の事、人も捕食対象とするため、人類種の天敵と呼ばれる。魔物は年々増加傾向にあり、小さな集落が襲撃を受けて1人残らず喰い殺される悲劇も珍しくなかった。

 そんな厄介な災いを呼ぶ屍は、早急に処分しておくべきだろう。しかし火竜は体内に灼熱の火炎を生み出す器官――焔袋ほむらぶくろを有しており、息絶えた後でも外部からの刺激で大爆発を引き起こす恐れがある。魔法で衝撃を食い止める壁を作っても、完全に被害を防げるかどうかは分からなかった。そこでセロは超低温で死骸を凍結させ、炎ごと不活性化させる対策を講じたのだ。

 ただ、セロの魔法もいずれは効果が切れるので、問題の先送りである事は否めない。それを察したココノアは、彼への恩返しとして死骸の処分を代行する事にした。

 やり方は至って簡単明快である。メルが巨大な氷塊と化した竜を上空へ蹴り上げた後、大出力の新生魔法で塵も残さず吹き飛ばせば、森へ被害を出さずに済む。規格外の能力を持つ彼女達ならば、十分に可能だ。

 そんな考えをココノアが話し終えた頃には、セロと竜が対峙した場所が見えてきた。炭化した樹木の痕跡や大地を穿つ大きな穴が、ここで激しい戦闘が行われた過去を物語る。


「この辺りなんだけど……おかしいわね」


 紫色の瞳がせわしなく動き回り、火竜の姿を探した。だがそれらしき物は一切見当たない。地面に降り立った少女達は、墓穴を思わせる窪みの底を覗き込んだ。


「何もありませんけども……ここじゃないんでしょうか?」


「ううん、合ってるはずよ。だって本当にんだから」


 すり鉢状に口を開けた大穴は広かったが、生命と言えるものは何もなかった。森の中にあるにも関わらず、植物すら生えていないのだ。火竜の炎か、もしくはセロの魔法による影響があったと考えるのが妥当だろう。ココノアは訝しげな表情で周囲の観察を始める。


「……あっ、見てメル! あそこに足跡がある。しかも結構な大所帯じゃない。セロ以外にこんなところに来る連中がいるのって、怪しいかも」


 穴の片隅に集団が残したと思われる足跡が残されていた。冒険者ですら滅多に近寄らない険しい森に、人のものと思しき残痕があるのは不自然だ。しかも比較的新しい。ココノアが黙って思案を巡らせていると、メルが何かを思いついたように手の平をポンと叩いた。

 

「分かりました! きっと誰かが解体して持って帰ったんです! 冷凍されてたなら、お肉も食べられるって思ったのかもしれません! 熟成ドラゴンステーキなんて、凄く美味しそうじゃないですか♪」


「そんなに見境なく何でも食べようとするのは、メルくらいだってば! 大体、死骸って言っても滅茶苦茶デカい上に、カチコチに凍ってるの。この世界には重機なんてないから、解体するなら魔法が必須。でも、ここで魔力の反応があればセロが異変に気付いてるはずでしょ」


「てへへ……言われてみればそうかもです」


 恥ずかしそうに舌を出すメルを横目に、ココノアは呆れた様子で肩をすくめる。ただ、その発想全てを否定することはできなかった。希少種である火竜の死骸に価値があるというのは事実だ。欲する者が居たとしてもおかしくない。


「あの足跡、北東へ伸びてるわ。あの先へずっと続いてるなら、デクシア帝国との国境に出るはずだけど」


 足形は皆一様に北方面へ向かっている。少女達が目指すトルンデイン領も同じ方向だった。妙な胸騒ぎを感じたココノアはメルの手を握り、上空へ転移した。樹木を飛び越えた先、澄み渡った青色の中に少女達の姿が現れる。


「……あっちに見えるのが、城塞都市トルンデインね」


 そう言ってココノアが視線を向けた先には、高い壁を周囲に張り巡らせた街があった。大きな石を重ねて作られたと思しき黒壁は遠目でも迫力があり、砲弾すら簡単に弾き返しそうな頼もしさを感じさせる。城塞都市という名に偽りはないようだ。

 城壁に守られている安心感のおかげか、街へ繋がる街道には馬車や人の行き来が多く見られ、平和そのものだった。少なくともデクシア帝国の脅威に晒されているようには見えない。ココノアは気を取り直して進路を北へ向ける。


「とりあえず、街へ向かおっか。竜の死骸が無いんじゃ、うちらがここにいる必要もないし」


「そうですね。ドラゴンステーキを食べられないのは少し残念ですが、また今度のお楽しみにしておきましょう!」


「どんだけステーキ食べたいのよ……」


 転移魔法で空中移動しながら呑気な会話を交わすメルとココノア。だが彼女達は知らない。これから赴く先で、街の存亡を左右する大事件に巻き込まれてしまう事を。

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