C3
「やっぱり僕は嫌われてるんだぁぁ!!」
「いや、これからアプローチしてけばいいんだって。まずは友達になれた事を喜ぼう」
本当にだりぃな。俺は未だに泣きながらくっついてくる雅哉を慰めながらそう思う。
しかし、本当に何がダメだったんだ?普通ならあそこでオーケーするだろ?
…ん?待て。本当に普通、だったか?2人に同時に告白されるのは普通、なのか?
てことは今回の失敗の原因は俺…。
まあ、いいか!切り替えてこ切り替えて!
んー。つまりそう考えればもう一回今度は一対一の告白の場を用意してやれば今度は…。ってところかな?
よし、つうことで…
「今度は一対一で、告白するか」
「無理だよ!メンタル強すぎでしょ涼太!」
どんだけ説得しても無理だったわ。ちくせう。
「「氷君(先輩)」」
「「好きです。付き合ってください」」
「え?えぇ?えぇぇ?」
翌日の放課後。まさかの出来事が起こった。山本さんと鈴宮が雅哉に告白したのだ。
つうかさ、告白すんなら断んなやボケナスゥ!!
俺の似非関西弁が出てまうやろがぁ!!
ふぅ、でも今度こそ大丈夫だよな。流石に受けるよな、雅哉も。
さて、これで雅哉と山本さんとのカップルが成立、と。
いやー、めでたしめでたし。
ふふっ、これ以上見るのは無粋ってもの。まあ、そんなわけで…。勝ったわ。風呂入ってくる。
「先輩!山本先輩達、無事に付き合うことができてよかったですね」
「ああ、正直焦ったすぎて見てられなかったくらいだからな」
本当にあの、鈍感ヘタレ朴念仁は…。世話が焼けるぜ!
「先輩だって鈍感な癖に…」
「ん?なんか言ったか?」
「いいえ、何も言ってません」
「そうか?それならいいが…」
あー、明日からどうするかな?あいつのことだし、罪悪感感じるだろうな。どうやって打ち明けよう…。
「先輩!今日は遊びに行きます。先輩も付き合ってください」
「え?何で?」
「私、先輩のこと手伝ったと思うんですけど?」
ウリウリ、と肘で腹を突いてくる鈴宮を見ながら、まあ、今日は遊んで、明日考えるかと思ってしまう俺がいたのだった。
…………………………………………………
短編だおらぁ!一応解説?だ!
何で主人公が雅哉と山本が両思いか知っていたのは、友人から教えてもらったからだ!
目線で会話できんの?
できんだよ!親友ならな!
【本当にあの、鈍感ヘタレ朴念仁は…。世話が焼けるぜ!
「先輩だって鈍感な癖に…」】
ここのシーンは別に後輩が心を読んだわけじゃねえぜ。ただ思ってることが口に出ていただけだ。
そしてそして、わかる人もいるだろうが。後輩の鈴宮は主人公に好意を抱いている。
その恋が実るかどうかは…おまいらの心の中にしまっておけ?
と、まあこれにて解説はおしまいです。ノリと勢いで書きました。
反省も後悔もしていません。ちなみに鈴宮はめっちゃ美少女です。
by まるべーくん
短編! まるべー @marub
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