第2話 貴女を救いたい メシア·レフィ誕生
話は玲子とララが出逢う少し前まで遡る。
「左さんすごいじゃない!今回の模試でも上位だなんて」
《弥生》「あ...はい ありがとうございます...」
私の名前は『左弥生』矢印中学に通う中学一年生。
もう...結果が良かったからってそんな大きな声で言わなくてもいいでしょ...
ほら、教室内がざわざわし始めた...
私は目立ちたくないのに...
そんな風に心の中で文句を言いながら帰っていると
《玲子》「うん! バイバ~イ!!」
! あれは確か同じクラスの『右﨑玲子』さん...
いろんな部活の助っ人をしてる人だ...
《弥生》「右﨑さん 友達と楽しそう...」
私も友達とあんな風に...いや、ダメだ...
ヒュー...
? 何の音だろう... 私が上を向いた瞬間
《レレ》「キャアァァァ...!!」
ゴンッ!!
私の頭と空から降ってきた謎生物の頭がぶつかった
《弥生》「痛い...」
《レレ》「あ~! ごめんなのレ~? 大丈夫なのレ~?」
《弥生》「えっ...うん」
《レレ》「良かったのレ...」
謎生物(犬?)はほっとしたみたい。
何だろこの子
《レレ》「や~! ほっぺたぷにぷにしないれぇ...」
かわいい...
《弥生》「ねぇ、貴女何者?」
《レレ》「レレは『妖精界ロド』の妖精レレなのレ! 滅ぼされたロドを救ってくれる『救世主』を探しに来たのレ!」
妖精...救世主...何か壮大だな...
《レレ》「貴女は? 何か悩んでるみたいだけど」
《弥生》「私は『左弥生』だよ...」
自己紹介した後、私は家族の期待に答えたいけど目立ちたくない事を話した。
《レレ》「貴女も大変なのレ~...」
初めてだなぁ こんなこと誰かに話したの...
《?》「見つけました! ロドの妖精!!」
なっ...何!? いつの間にか背後にツインテのメガネ女子が立っていた。
《レレ》「貴女は...『レート』!」
《レート》「まさか人間界まで逃げるとは...捕獲させていただきます!」
何か...ヤバい雰囲気...
次の瞬間 レートはレレに向かってエネルギー弾を撃った。
《レレ》「キャアァァァ... ヴゥゥ...」
《弥生》「レレちゃん!」
《レレ》「弥生! 逃げるのレ~!!」
《レート》「お嬢さん、今なら逃がしてあげます。
さぁ、どこかへ行き、この事は忘れなさい」
《弥生》「嫌だ...」
《レート》「!」
《弥生》「レレちゃんは初めて私の話を聞いてくれた
私の初めての友達なの!! 私はレレちゃんを見殺しにはできない!!」
《レレ》「弥生...」
《レート》「ならば、妖精と共に消えなさい!」
私は逃げない! レレちゃんを救いたいから!!
次の瞬間 私のネックレスが光り始めた。
《弥生》「おばあちゃんの形見のネックレスが...」
《レート》「!! な...何!?」
わかる...何をすればレレちゃんを救えるかを...
《弥生》「メシア·ファーストEVOLUTION!!」
私の体は光に包まれ、私は変身した...『救世主』に
《弥生》「希望の道導!!『メシア·レフィ』!」
《レート》「この姿、まさか...」
《レレ》「『
《レフィ》「何!? この姿...」
《レート》「ここは、カーブに協力を頼みましょう。」
レートはどこかに消えていった。
《レレ》「助かったのレ~💧
!! この気配は! レフィついて来るのレ!」
《レフィ》「えっ!? 待って!」
《ライト》「
『メシア·ライト』!」
《カーブ》「こいつは...」
《ララ》「『
えっ!? 私変身した!? これってララが言ってた
『救世主』ってやつ!?
《レート》「カーブ!!」
いきなりツインテメガネ女子が出てきた。
《ライト》「うわっ! びっくり!!」
《レート》「!! まさかもう一人...」
《カーブ》「おい! レートどうした!!」
《レート》「緊急事態のようですね、
『マイゴート』の使用を許可しますので後は頼みました!」
《カーブ》「おい! レート!!待てって」
レート?はどこかに消えてしまった。
《カーブ》「ったく、何なんだぁ...まぁいい
おい!お前ら良いもん見せてやる!!」
そう言ってカーブはポケットからコンパスを取り出し
「さぁ!来いやぁ!!『マイゴート』ぉぉ!!」
コンパスをポストに投げた。
すると、ポストにコンパスがくっついて、
山羊の仮面をした怪物になった。
「マイゴォォォォォトォォ!!」
《ライト》「うわっ!! 何こいつ」
《ララ》「そいつは『マイゴート』なのラ!
ロドはこいつの大群に滅ぼされたのラ~!」
なるほど...ヤバいな 2対1になっちゃった。
《カーブ》「やっちまえ!! マイゴート!!」
「マイゴォォォト!!」
私はバックステップで避けようとした。
バッ...!! ドゴーン!
何!?脚力強すぎて建物の壁にぶつかっちゃった。
《ララ》「ライトォ... 何してるのラ!」
《ライト》「コントロールが難いの!!
でも大丈夫! 今のでだいたいわかったから♪︎」
「マイゴォォォト!!」
マイゴートが次の攻撃の構えをとった時、
《レレ》「いたのレ! レフィ、あの山羊にキックだレ!」
!? 何!?いきなり喋る犬と黒髪で私みたいな格好をした女の子が走って来た。
《レフィ》「わかった! レレちゃん!!」
《レフィ》「レフィ·キィィィックゥゥゥゥ!!」
マイゴートは吹っ飛んでいった。
《レレ》「あっ!お兄ちゃん 無事だったのレ?」
《ララ》「レレぇぇぇ💧 心配したのラ~💧」
《ライト》「これが『レレ』...じゃあ、あの人は?」
《レレ》「あっ! 紹介するのレ! この子は
『メシア·レフィ』なのレ!」
えっ!? メシアがもう一人ぃぃぃぃ!?
続く...
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