天川高等学校 魔法科学科

@monimonimonica

プロローグ?

扉が閉まる前にもう一度頭を下げ、部屋を後にした。夏の日はまだ高くに見えたが、部屋を出た後だと少し暗く感じた。そんな廊下を2つの足音だけが支配する。


「まだ検討することは山積みなのに、作ってしまったんだな。本当に。」


隣の男がそう呟いた。。もう決まってしまったのだからしょうがないがまだ考えることができなかったのか?とでも思っているような、残念そうな感じで言った。


「仕方ないとしか言えないだろ。決まったんだから。とにかく準備だ、どうにか4月までに終わらせるぞ。」


長身の女が腰まである髪を揺らせながらそう言った。こっちもこっちで色々と言いたいことはあるが、こっちは素直に従う方。だが言う時ははっきり言う女なのだと隣の男は分かっている。そんな彼女もこの件については認めざる終えなかった。


「とにかく今はやることが砂時計の砂の数くらいある。それを一つづつ潰していく。」


女が右腕を強く握る。本当に強く握るせいで指の隙間から少し炎が漏れ出してしまう。ハッとしてすぐに手をブンブンと振って炎を消した煙が少し残る。


「しかしなんでここの高校なんだ?」

男の言葉を聞いて。こいつはいつまで経っても話を聞かないタイプだなあと女は呆れた顔をして答えた。


「魔法館と近いのと魔法館と校長先生が30年来の仲だって前に言ったよな?なんでお前はいつも私が前にした話を聞いてくるんだ」


そういえば前に聞いたなと男はそう

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