11話ギルド追放

「エンリ=ヒョウガ。お前をギルドから追放する!」

...えっ?今なんと?

「えー、私が何かしましたか?」

依頼掲示板クエストボードを見て依頼クエストを漁っているとおじさんがきて「お前がエンリ=ヒョウガか?」と訊かれたので「はい、私です。」と答えるとさっきの言葉を言われた。

「とにかく出てけー!」

理不尽すぎる!

「理由お願いします。」

しかし無視された。そしてそのまま追い出された。宿もいつのまにか引き払われていた。

ー魔狼がよく出没する森の近くー

しばらく歩いていると終始無言だった朔が

「ねえ、エンリ。」

話しかけてきた。何?どうした?なんか声が怖いのだが?

「やっぱりあいつら始末してきていい?」

「はい?」

朔の口から出てきた言葉に聞こえなくて思わず聞き返す。それほど言動が過激で物騒だった。

「だって!あいつら腐ってるもん。普通理由もなく追い出す?おかしいでしょ!それにエンリもなんか言えよ!被害者は完全にエンリなんだから言う権利はエンリにはある!訴えろ!訴訟しろ!」

案外朔って感情的になるんだね。けどさ

「朔、さすがに殺しはダメ。というより私が人殺されるのを見たくない。」

なんか拒絶反応出る。

「じゃあ半殺し。」

お願いだからやめてください。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る