10話依頼掲示板(クエストボード)
「どうすんの!エンリこれ?!」
いや、言われましても。
「だって、昨日会った鈴さん本当に指名手配されてるじゃん!」
そうなんだよなー。あれ冗談だと思ってた。
「罪状がショボすぎるし、この国バカばっかじゃん。」
なんか朔物言いが辛烈になってないか?
「まあ、確かに勇者殴っただけで指名手配はやりすぎな気がするけど。」
この国勇者召喚してたんだ。ていうか鈴さん異世界の人だったの?!
「くそー!異世界人だったなら聞きたいことたくさんあったのにー!次会ったら質問攻めにしてやるー!」
絶対に止めよう。朔って最初クールに見えてたけど、全然違うな。なんか研究バカ。
「全部聞こえてるんだけど。」
あっそうか。心読で分かるのか。まず今なぜこういうことになっているかを説明するには少し時を遡ることになる。
***************
次の日...
「朔、
「うん。」
ーギルドに着くー
「あいつ追放されたんだろ。よくのこのこと来れるよな。」
「なんでも仲間の金盗んだらしいぜ。それにアイテムも勝手にパクって売り捌いてたらしいしな。」
入った瞬間にヤジが飛んできた。帰りたい。帰ってもいいかな。けど
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ホーンベア討伐 対象Bランク以上
報酬銀貨60枚
ギルドより
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ホーンラビット討伐 対象Dランク以上
報酬銅貨120枚
ギルドより
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ヒール草採取30本 対象全ランク
報酬銅貨20枚
薬草店ミモザより
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指名手配犯捕縛 対象全ランク
罪状勇者を一発殴ったこと
蛇白鈴 18歳 黒髪茶目の女 魔狼をテイムしている
賞金金貨500枚
王家より
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鉄鉱石などの鉱石採取 対象Cランク以上
報酬採取された鉱石次第
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いろいろあるな。ん?蛇白鈴?はてどこかで聞いたことがあるような?
「って、あーーーーーーーーーーー?!」
何事かという目で見られた。今は関係ない。子供の落書きのような絵だけどこれスズさんだ!
「これってもらっていいですか!」
「いいですよ、別にまた貼るんで。」
ー宿に戻るー
「朔、朔!」
「どうしたの?血相変えて。」
それはいいからこれ見て。
「ん?えーーーーーーーーーーー?!」
***************
ということなのだが...
「見なかったことにしよう。」
「うん。それがいいと思う。」
結局この件は保留にすることにした。
「そういえばエンリ。」
「ん?」
「
あっ、忘れてたーー!
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