第13話

来沙は前と後ろを交互に見渡した


雲のような綿のような感覚の地面に

地平線が広がっている、


不思議な感覚だ…

来沙は何も気付かなかった


後ろから前から視線が向けられていた…

それは、殺気のような目の方向…


そして、来沙が振り向いた瞬間


何かが…前を遮った…そして、後ろから

「ウギャォアイイン」と咆哮をした……


来沙は寒気を浴びた…そして

すかさず後ろに振り向いた


「た……たすげでぐだざぁぁい…

私ぃい…追われてるんですうぅ…」


それは、羽毛でモコモコの

羊のような人間のような生物だった


涙のような液体を垂らしながら

近づいてきた…来沙は真っ先に

警戒して…後ろに下がった…


「ひぐっ…なんでにげるのぉおおおお…?

うわぁぁぁあん!!!」


生物は大きな咆哮を上げた

来沙は吹き飛ばされそうになったが…

すぐに、雲に掴んで

何とか突破した…


「(風邪の呪文ねぇ…

簡単…いや…突破が難しいな…)」


来沙はこの羊の戦闘能力を

探っていたらその羊は

居なかった…体が何かに包まれた気がした…

そして、来沙はすかさず

下に振り向いた…羊は来沙に抱きつきながら

何かを唱えていた…


「呪症名際呪症名際」


そうすると、来沙は意識を失った

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