応援コメント

後口上」への応援コメント

  • 作中で石原莞爾が東条には思想が無いという旨を述べていますが実はアメリカには思想以前に日本の様な建国の神話、ヨーロッパの社会・文化の根底なすギリシア神話やローマ神話の様な民族の神話も無い国です(この考え方は青山繁晴氏がNHKの番組内で言っていた意見です)。
    神話が無いかわりに同じ人間を肌の色が違う・キリスト教を信じていないを理由に動物扱いして虐殺して残った土地を奪い新大陸とうそぶいてきた詐欺と虐殺に彩られる歴史は有ります、そもそもアメリカに最初期に渡った白人は母国で甲斐性や協調性が無く食い詰めて逃げ出した連中です、そのような先祖を持つ子孫の思考回路は推して知るべしです。
    この作品では現実世界での世界問題の多くが尊い犠牲の上に昭和20年代に解決しました、無論完全無欠に問題が無い訳ではないでしょうがそれでも現実世界よりも物凄く人間らしく生きていける世界だと感じます。

    作者からの返信

    まずは、完結後にも関わらず多大なる感想文、ありがとうございます。彼らも多少は浮かばれるでしょう。

    ……さて、解説ですが。

    >東條には思想が無い
    これ、実は石原莞爾の発言内容を若干改訂して掲載したもので、wikipediaソースながら彼ほどの人物の場合虚偽を混ぜたらすぐにバレるでしょうから一旦信用してまな板に載せることにしました。
    私自身は、石原莞爾ほどの鬼才から見ればどのような人物であれ、大抵は思想がないレベルでしかないと思いますので、東條英機にもあそこまでの地位を上り詰めた以上はきちんと思想というものはあったはずであると信じております。
    ……まあ、「戦前、大日本帝国を治めていた人物は全員偉大であるに違いない」という我田引水の思考もないとは言えませんが(汗
    >合衆国に建国神話などは存在しない+詐欺と虐殺に彩られた歴史
    そして無論、合衆国に建国神話や民族神話が存在し得ない、というのは存じております。というか、連中にそんなもの勿体ないでしょう。ただでさえ人造国家に過ぎない上にアラーム氏が仰っているように合衆国というものはそもそも国家でも無く、会社ですらなく、虐殺と略奪と詐術で出来た、ただの強盗集団なわけですから。
    そして、合衆国の最初期がそのような人物、否、人でなし集団であるというのは大体想像が付くのも至極当然といえましょうな。先程述べたとおり合衆国という強盗集団は人でなししかいないわけですから。
    >この作品では~人間らしく生きていける世界だと感じます。
    詰まるところ、正義が負けて悪が勝ったが故に、忘八者が官憲気取りで治めているからこそこの世界は矛盾に満ちた絶望の世と化しているのは、私が記述せずとも恐らく皆大体考えていることでしょう。
    では、裏を返して正義が勝ち悪が負けた世では、一体どのような世界が待っているのか。……それを、少しでも記述できれば幸いと思っておりましたが、無事伝わったようで何よりです。

    さて、本作品は枠を締めたわけですが、まだまだカクヨムだけでも4枠の物語が、そしてノベルアッププラスなどの策源地では100以上の物語があなた方を待ち受けております。まあ尤も、吾まだ死せずのようにキレイに終わらせた物語は少ないわけですが、それでも物理的に時間を費やす読み応えだけは、保証致します。……質的に面白いものかどうかは、読者次第となりますが(汗

    そして以下にせっかくだから、他にも吾まだ死せずを完走した方々のために他の物語がどういう立ち位置にあるかを記述したいと思います。

    「輝鑑」
    元々はノベルアッププラスに存在している同名の作品が存在し、両者ともになろう時代初期に記載した「播州公書記」などを同じ祖とする戦国系・そして逆浦系仮想戦記。これだけ書くと「なんだただの二番煎じか」と言われそうであるが、問題は展開。やれアメリカ大陸に主人公の王朝を建国したり、西暦16世紀にも関わらずヨーロッパに核攻撃をしたりとかなりのやりたい放題。とはいえ、史学科卒と思わしき某朗読者にも「面白い」と太鼓判は押して貰っている(ノベルアッププラス版ですが)通り、きっちり筋は通っている作品であることは自負しております。インカ帝国などが存命していたらどのような文明圏を持ち得たのかなどに興味関心のある考察班の方なども、来訪を歓迎しております。

    「大東亜血風録」
    まだ(仮題)が取れておりませんが、此方は吾まだ死せずと同様に大東亜戦記であり、また吾まだ死せずと同様に逆浦転生などのオカルト要素の一切存在しない、いわば正統派の古式ゆかしき仮想戦記。吾まだ死せずとの違いはスタートポイントのみであり、現在作者自身苦戦中ながらもなんとプロットを初めて書いてみた作品(≒裏返せば今までプロットなんてろくに考えていなかったバカ)で、完結だけは保証致します。それが何年後になるかは、扨措いて(おくな

    「遙か彼方に昇る太陽」
    此方は「輝鑑」同様に逆浦系要素の入った大東亜系仮想戦記。逆浦人間一人だけでどこまでアメリカ合衆国に太刀打ちできるかは、叙述者も知らないが一応参考までに、祖にして原型である「天壌無窮」と「鼓腹撃壌」がノベルアッププラスで未完ながら存在していると記載させて頂きます。
    そろそろ最初のハイライトに到達させておきたいわけですが、どうなることやら。

    「軍艦大和の生涯」
    まだ1.5話しか記載できていませんが、題名から解るとおり軍艦越後の生涯の展開に納得がいかなかっただけで立ち上げたようなもので、言ってしまえば大和以下連合艦隊何百隻の軍艦に、総て意思があり自由に体、つまりは軍艦の機能を一つの意思で使えるとしたらどこまでアメリカ合衆国を蹂躙できるか、という思考実験の一種(?)
    いわば、「戦争に勝った軍艦越後の生涯」と思って頂ければ、語弊はありますが想像は付くかと。

    「新作立ち上げ」
    年が明けるまで、一切を秘匿致しておりますが、吾まだ死せず完結もあってカクヨムにて建造枠が一個開いたので、何かを企画しております。
    新年早々の更新をお楽しみに。

    それでは、長くなりましたがこんな所とさせて頂きます。
    ではでは えねこ拝