1809号ファイル ガス状生命体
ここの研究所に所属してるガス状生命体——通称セブン。
現在分かっているのは、彼の体は何らかの気体で構成されているらしい。そしてその気体は強い毒性を持っているようだ。
ここまで全て彼との意思疎通の結果から考えられた推測でしかない。彼と会話することができたのなら、容易に事が進んだだろう。だが彼は肉体を持たない生命体なので一切話すことが出来ない。
そして気体の体を包んでいるのが白い防護服。この防護服も解析が進んでおらず、未解明の事は彼の体である気体よりも、
防護服について判明している事は大きく分けて二つある。
一つ目は研究所に来る前からすでにセブンは防護服を着ていた事。しかしどこで入手したのかは今のところ分かっていない。
二つ目は、この防護服が現在の技術力では製造できないほどに高性能のものだった。彼に合わせて伸び縮みし、生地の厚さに対して驚くほど丈夫なものとなっている。
謎の多いセブンだが、研究員らとは仲良くやってるみたいだ。それに彼は驚くほど私たちに協力的だった。
そして彼は気体なのにも関わらず力が強かった。でも力が強いのは普段からというわけでは無く、体の大きさに比例して強くなっているようだ。
セブンの体の普段の大きさは百八十センチ前後で、二メートルから三メートルほどに大きくなったこともあると報告を受けている。
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