第31話

数日悩み、警察に電話した後で、やっとTwitterを見る気になった。主治医のTwitterはしばらく更新されておらず最後の更新は私が受診した日だった。これは、彼にとって過去数年なかったことだった。彼の読者はがっかりしていることだろう。彼は思っていたよりも、アンバランスな男性だった。もしかしたら私のことが好きだというのも、本当だったのかもしれないと思ったが、手に負えそうにない相手だった。そもそも結婚しているし、私は不倫に足を突っ込みたくない。

でも、彼が主治医だったのは過去のできごとだった。新しいクリニックを探さなければいけないが、しばらくそういう気分になれそうになかった。でも、夫の件もあるし、この先毎晩きちんと眠れそうかどうか、不安といえば不安だった。

元夫は、それほどお金に困っていたのだろうか。娘は今どこにいるのだろう?元夫の実家に電話してみようかと思ったが、やめた。必要ならむこうから電話してくるだろうし、元夫の実家の方には確実に警察の捜査が入っているだろうから、元妻から電話などもらっても嬉しくもなんともないだろう。変なことをしゃべらないようにするためにも、こちらから連絡をしないことにした。

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神域 @9zth7DcB

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