第7話

 また通院日がやってきた。この頃一週間が経過するのが早い。あっという間に金曜日、そして土日、それから翌週。

 月曜日の朝に病院へ行って薬をもらうことが多かった。予約なしで行っていたので待たされることもあった。なぜ月曜朝かというと、海外の会社からの案件の問い合わせが比較的少ないからで、予約を入れないのは、たまに日曜夜に「特急」で仕事の依頼がきて、月曜日の朝までかかることがあったから。もしも月曜午前に予約を入れていて、その直前の日曜日に仕事を依頼した場合、月曜朝の納品が難しくなる。

県立病院側は、なるべく予約してきてくださいということだったが、看護師にそう言われても入れられない予約もある。

 なんだか最近、ストレスが溜まっていたためか、魔が差したとしか言いようがないのだが、私はある悪戯を思いついた。それを実行したのは、後になって考えるとなぜか良く分からない。

 名前を呼ばれて診察室へ入った。精神科医は最初PCの画面を見ていたが、私は片手にスマホを持っていた。彼がこちらを向いたとき、私はスマホを見せた「これ、先生ですよね」。おふざけのつもりだったが、彼はTwitterのプロフィール、自分の匿名アカウントを突きつけられた。

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