第14話

散々、みんなで衣宵で遊び。衣宵と遊び。

なんとか食べてもらえるよう見つめたり。

時に距離を取ったり。

そして、誰かが言いそうになる。

「ねえ、衣宵ってさあ。にてる、」

そこで他の患者に口を漫画のように塞がれずるずると去っていく。

衣宵は。

またなんとかご飯を食べ出した。

理由はアリアの言葉だった。

「幽霊に会いたい?」

会いたければ、健康にならなければならない。

衣宵はなんとか、お粥を3口食べられるようになった。肉は見たらえずいていた。かわいそうだった。

ただどこにでも救いはあるモノで。

カロリーメイトとウィダインゼリー、経口補水液は抜群のミネラルのようだ。そんなので健康な便が出るだろうか。

それでも、一生懸命。たべる、ということの訓練をした。

幽霊に会うために。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る