第15話 赤い紙飛行機

 ここは、現世とあの世の境目、賽の河原。


 僕は、この河原に建つ「フェリーマンカンパニー」という渡船会社に勤める三途の川の渡し守。


 今日も、渡船場から沢山の死者を渡し舟に乗せ、あの世へと渡している。


 僕は、エフと呼ばれている。


 どうやら僕は6番目にここへ来た渡し守らしい。渡し守A、渡し守B……6番目の僕は、渡し守F。


 恐らく、過去には別の名前があったと思われるのだが、まるで思い出せない。何故ここで働いているのか。いつここへ来たのか。何も憶えていないのだ。


 気がついたら、ここで働いていた。まったくトホホのホだ。


 ちなみに、渡し守の仕事は、実際に船に乗って死者をあの世へ渡す、いわゆる「船頭」ばかりではない。


 乗船する死者の受付。死装束や三角頭巾の配布。乗船員数・出船時刻の管理。渡し舟のメンテナンス。などなど。仕事内容は様々。


 僕は、数年前から最終決断補助者ファイナルジャッジヘルパーという仕事に就いている。


 毎日現世とあの世の境目にある賽の河原で働いていると、時折、生者とも死者ともつかぬ、ワンダラーがふらりと訪れる。


 ワンダラーが、三途の川を渡るか否かを決める。つまり「生きるか死ぬか」の最終決断をする。そのお手伝いをするのが、僕の仕事。


 ファイナルジャッジヘルパーと言えば聞こえはいいが、まあ、事実上現場のトラブル処理係。


 ほら、今日もこの賽の河原に、生者とも死者ともつかぬ悲しきワンダラーがやって来た。



 ― ― ― ― ―



 真っ赤な紙飛行機が、瑠璃色の空を飛んでいる。


 すーい、すーい、風に乗る。


 すーい、すーい、ゆっくり旋回。


 すーい、すーい、とつぜん急降下。


 すーい、すーい、そこから急上昇。


 瑠璃色の空を、すーい、すーい。


 あてもなく、すーい、すーい。



 ― ― ― ― ― 



 今は、過去。


 第二次世界大戦の真っただ中。


 そして、ここは、この世とあの世の境目、賽の河原。


「あの、すみません。あなたは山田寛一やまだかんいちさんですか?」


 僕は、河原で赤い紙飛行機を飛ばして遊んでいる軍服姿の若き男性に声を掛けた。


「そうです。私は山田です。私に声を掛けてきたということは、あなたがエフさんですね」


「初めまして、私は三途の川の渡し守、最終決断補助者ファイナルジャッジヘルパーの、エフと申します」


「先程別の係の人に簡単な説明は受けました。私は今、生と死の境目を彷徨っているそうですね。ここで待っていれば、いずれあなたがやって来る。詳しいことはあなたに聞いて下さいとのこと。いやあ、それにしても、待ちくたびれましたよ。あまりに退屈なので、赤紙で紙飛行機を折り、空に飛ばして遊んでしました」


 彼は地面に堕ちた紙飛行機を拾い、それを僕に手渡した。ちょうど紙飛行機の翼の部分に「臨時召集令状」という印刷文字があった。


「お待たせしてすみません。何しろ大忙し。も~ひっちゃかめっちゃか。この時代の三途の川は、どこもかしこも生者とも死者ともつかぬワンダラーだらけ。おったまげたー。あ、そうそう、あなたとの会話を円滑に進めるために、あらかじめお伝えしておきますね――」


 会話をしながら、首からぶら下げたフェリーマンタブレットを起動させる。


「僕は、未来から来ました」


「み、み、み、未来?」


 山田さんが、首を傾げた。


「自分が今置かれている状況を考えれば、いちいち驚くことが馬鹿らしくなるが、それにしたって驚いた。ふえ~、はるばる未来から」


「嫌味な上司に、出張を命ぜられ、昭和初期まで飛ばされました。戦争で賽の河原が大変なことになっているから、お手伝いをしてこいってね」


「それはそれはお疲れ様です。ちなみに、あなたの住む未来は、昭和何年ですか?」


「昭和なんて時代はとっくに終わりました。年号は平成を挟み、令和となっています」


「れいわ? ぷぷぷ。何それ、変な年号」


 山田さんは、思わず噴き出した。


「はじめはみんなそう思いました。聞き慣れると、まんざらでもない」


 僕と山田さんは、三途の川の川縁にある二つ並んだ大きな石に腰を下ろした。



 ― ― ― ― ―



 山田寛一やまだかんいち


 23歳。


 存在意義=神風特攻隊員。


「山田さん、僕のこのフェリーマンタブレットの情報によれば、あなたは、神風特別攻撃隊として、250キロの爆弾を抱かせた零式艦上戦闘機に単身で搭乗し、敵の戦闘用艦艇に体当たり攻撃を敢行した」


「はい、おっしゃる通り」


「そして敵の軍艦に体当たりする寸前、玉砕するほんの三秒前に、この三途の川に迷い込んだ」


「はい、どうやら、そのようですね」


「あなたは今、時間の止まった世界の中にいます。このまま三途の川を渡っていただいても何ら不自然ではない状況ですが、いかんせん山田さんの名前は、こちらの死亡者リストに上がっていない。あなたはまだ死者ではない」


 山田さんは、河原の小さな石を拾い、


「……私は死にませんよ」


 それを無造作に川に向かって投げた。チャポン。水面に波紋。


「死んでたまるか。玉砕する寸前にそう思い直したのです」


「でも、あなたの搭乗したゼロ戦は、三秒後には軍艦に体当たりしますよ」


「エフさん、手前味噌ですが、私は戦闘機の操縦には自信があるのです。あえて言います、私は一流の戦闘機乗りです。三秒あれば進路を急旋回し、突撃を避けることなど訳ない」


「へえ、大した自信ですね」


「はい、大した自信です。ははは」


 この人は死ぬ人間ではない。生きて欲しい。山田さんの精気に満ちた笑い顔を見ていたら、僕は素直にそう思った。


「ただまあ、懸念するのは、私が特攻から逃げたことで、戦局が不利に展開し、我が国が戦争に負けるのではないか? ということだ」


「あのね、お気持ちはお察ししますが、山田さん一人が逃げたところで、戦局など何も変わりませんよ」


「そうはっきりと言われると、それはそれで心外だなあ」


「し、失礼しました。軽率な発言でした」


 僕の投げやりな返事から、敏感に何かを感じ取った山田さんは「これから、未来から来たというあなたに、こちらも聞きにくいし、あなたも答えにくいであろう質問を、あえてします」と前置きしてから僕に尋ねた。


「この戦争は勝ちますか?」


 この人には、生きて欲しい。


「……負けます。ぼろ負けです」


 原則として、三途の川の渡し守が、ワンダラーに未来に関する情報を与えることはタブーとされている。しかし、僕は山田さんを思う一心から、正直にそう答えた。


 そうか、負けるか。みんな薄々感じてはいたが……いや、勝てるはずがないと確信しつつ戦ってはいたが、そうか、やっぱり負けるのか。山田さんは河原の小石をおもむろに掴み、もう一投した。


「それで、未来の世界では、私たち神風特攻隊はどのように語り継がれているのですか? 散っていった仲間たちの功績は、令和の世でも讃えられているのですか?」


「お伝えしにくいことですが、神風特攻隊のことを『特攻する日まで連日大酒を呑んでいた』『慰安婦を抱いていた』『麻薬を接種していた』などと、否定的に語る者がいるのも現状です」


「令和という未来の人たちは、よほど特殊な精神構造をしているようですね。殺し合いをしろ、なおかつ聖人君子でいろと? 紳士であれと? 我々は人を殺せと命ぜられ、ここへ来た。ここは自分がいつ殺されてもおかしくない環境。挙句の果てに、敵の軍艦に体当たりして自死せねばならぬのだ。願わくば、同じ状況下で、我々を否定してほしい」


「更には『神風特攻隊は、軍部に洗脳されていた』という意見もあります」


「まったくもって支離滅裂だ。おかしいじゃないか。我々が洗脳された軍部の操り人形であるなら、なぜ大酒を呑んで我を忘れる必要があるのだ? なぜ女性の肌の温もりに身を委ねる必要があるだ? なぜ麻薬を打って精神を高揚させる必要があるのだ?」


 山田さんは、突然立ち上がり、激しく声を荒げた。


「酒や女や麻薬の効果など、屁のつっぱりにもならん。洗脳? するなら、どうぞして欲しい。洗脳していただけるなら、さぞや楽だろうにと、心から思う。我々はいつも醒めていた。ずっとずっとシラフだった。先に散った仲間たちを侮辱するのはやめていただきたい。彼らはいつだって醒めた心で、悩み、恐れ、慄き、迷い、迷い、迷い、そして決断し、死んで行ったのだ」


 足元に転がる平べったい石を拾い、サイドスローの投法で投げる。


「私だってそうだ。私はずっと迷っている。召集令状が来た時から迷っていた。こんな戦争に何の意味があるのだろう。特攻隊に形式上自ら志願した時も迷っていた。なぜ自分が死ななければならなのだろう。そして敵の軍艦に玉砕する今この瞬間も迷っている。自分にはもっと別の生き方があるのではないか」


 投げられた石は、水面を三度跳ね、川底に呑まれた。


 昭和の若者も、令和の若者も、何も変わりはしない。


 みんな、迷いながら生きているのだ。



 ― ― ― ― ―



「……エフさん、私は決めましたよ」


 しばらく黙って三途の川の向こう側を眺めていた山田さんが言った。時は来たり。僕は彼に最終判断を仰ぐ。


「ファイナルジャッジです。山田寛一さん、あなたは三途の川を渡りますか?」


「渡りません。私は、生き残ってみせます。これより機体を急旋回し、突撃を回避する。その後は敵の砲弾を掻い潜り、離島に着陸する。そこでこの戦争が終わるまで身を隠すつもり。私にはそれが可能です。何故なら私は一流の戦闘機乗りだから」


「承知しました。ぜひ生き残って下さい」


 山田さんは緩んでもいない靴紐をあえて結び直し、その後自らの頬を両手でピシャリと叩いた。


「心残りは、故郷に残してきた妻子のこと。エフさん、最後に教えて下さい。私の一族は令和の世まで絶えることなく続いているのでしょか?」


 僕は山田さんのタブレットで、山田さんの子孫を検索した。すると思わぬ、結果がヒットした。


「山田さん、びっくりです! 実は僕、少し前にあなたの子孫と接触しています!」


「ほおおおお、で、私の子孫はどんな人物でしたか?」


山田寛太やまだかんたという、いじめられっ子で、引きこもりの少年でした。自宅で首を吊って死にかけた際に三途の川に迷い込み、僕が対応したのです」


「な、な、な、何たることだ。とほほ。で、その子孫は、自死したのですか?」


「ご安心ください。いろいろ迷った挙句、『腹が減った』という理由で、現世に戻って行きました」


「な、な、な、なんじゃそりゃ! ぶははははは! さすがは私の子孫、迷っとる、迷っとる」


「さあ、最終決断をした途端に、あなたの止まっていた時間が動き出しそうです。ささ、急いで現世に戻りましょう」


 僕は、山田さんの背中を押し、現世へと続く光の入り口へ導いた。


「エフさん、ついでに、もう一つだけ教えて下さい。出逢った時からずっと気になっていたのですが、あなたが首からぶら下げている、それは何ですか?」


「え? これ? これはタブレットという最新のコンピューターです。未来では、このようなコンピューターを使い、インターネットで世界中の人々が瞬時に繋がることが出来ます。未来人の意識は、すでに国境を越えているのです」


「へ~、未来って、すごいなあ。エフさん、ありがとう、いろいろ勉強になりました。あなたとたくさんお話が出来て本当に良かった。何だろう、今日始めて出逢ったのに、訳あって離れ離れになっていた親友に再会したような気持ちだ。ひょっとしたら私は、あなたにこうして出逢う為に、今日ここに迷い込んだのかもしれない」


「山田さん、僕も同じことを思っていました。あなたに出逢う為に、僕は過去に出向いたのでしょう。友よ! 健闘を祈る! お元気で!」


「友よ! さらば!」


 こうして山田寛一は現世へ戻った。



 ― ― ― ― ―



 山田寛一の止まった時間が動き出した。



 残された時間は三秒。



 山田さんが搭乗したゼロ戦は、山田さんの高度な操縦技術により急旋回して、突撃を回避する。


……回避する。

 

 あれ?


 山田さん、嘘だろう? 


 回避する、はずだろう?


 生き残るのだと、約束したよね?




「うおおおおおおおお!」




 ゼロ戦は、真っすぐに敵の軍艦に体当たりをした。


 爆音を轟かせ、機体は砕け散り、軍艦に激しい炎と噴煙が上がる。


 山田寛一は、玉砕した。


 首は飛び、骨はあらぬ方にへし折れ、眼球や肉は焼け焦げ、


 機体の鉄屑と同じく、粉々の肉片となっ飛び散り、海の藻屑と化した。



 ― ― ― ― ―



 三途の川の河原から、南の海の上空に立ち上る噴煙を、僕は唖然として見上げていた。


 ぽん、と肩を叩かれた。


 振り返ると、そこには、白い死装束を着て、頭に三角巾を巻いた山田さんが立っている。


「お久しぶりです、エフさん」


「数秒前にお別れしたばかりじゃないですか。山田さん、笑えない冗談はやめて下さい」


 フェリーマンタブレットを確認する。死亡者リストに山田寛一の名前。


「いや~、三秒後の自分の気持ちなんて、分からないものですね」


 山田さんは、自嘲した。こうなってしまった以上、僕に出来ることは、渡し舟のある渡船場へ彼を案内する以外に何もない。「参りましょう」僕はそう言って、彼と一緒に渡船場へ向けて歩き始めた。


「……何故ですか」


 道すがら、山田さんに尋ねた。


「何故って?」


「玉砕した理由です」


「面白い質問ですね。生まれ育った国を守りたい、それ以外にありますか?」


「でも、あなたは、僕に、生き残ってみせると約束をした」


「気が変わったのです。きっかけは、それです」


 山田さんは、僕のタブレットを指さした。


「令和では、インターネットとやらで、瞬時にして世界と繋がれる。未来人の意識は国境を越えている。あなたは、私にそう教えてくれた。私が生まれ育った国に、そんな素晴らしい未来が待っているのなら、今日ここで死ぬのも惜しくはない。愛する者たちの未来のために、潔く死のう。そう思ったのです」


 渡船場に到着した。受付で、多くの死者たちが列を成している。僕は、山田さんに列の最後尾に並ぶように指示をする。


「エフさん、この時代を生きる我々の『公』の意識は、結局『国』を越えることはなかった。愛する者のため、愛する家族のため、愛する故郷のため、そして、愛する国のため。ここが限界。『国』という単位が我々の『公』の限界なのだ。しかし、どうやら未来人は違うようだ、『公』の意識は『国』を飛び越え、『世界』へ、『地球』へ、『宇宙』へと広がっている。そうだろう?」


 何も言えない。いや、あの、返答に困る。


「そのインターネットとやらで、瞬時にして世界と繋がり、世界中の人々は、分かり合い、助け合い、愛を育み、人種や階級や思想や宗教を超え、毎日平和に暮らしている。きっと、そうなのだろう?」


 何も言えない。えと、その、答えに窮する。


「……違うのかい?」


 山田さんが、僕の曇った表情から察した。


「我々の屍から、世界中の人々が学んでくれるのだろう? 二度とこんな過ちを犯さないために、インターネットで語り継いでくれるのだろう? 違うのかい? なあ、エフさん、黙ってないで何とか言ってくれよ」


 何も言えない。僕はただ、山田さんに深々と頭を下げた。


「うーん、解せない。解せないなあ。エフさん、教えてくれ。では、そのインターネットとやらは、いったい何のためにあるのだ?」


 僕は、謝罪の姿勢を続けている。頭部に多くの視線をひしひしと感じる。恐らく周囲にいるこの戦争で死んだ大勢の死者たちが、山田さんの言葉に耳を傾けながら、僕を睨み据えているのだろう。


 悔しくて、恥ずかしくて、泣けてきた。未来人として、この時代の全ての人々に、申し訳がなかった。


「……エフさん、あなたを責めても仕方がない。すまなかった。どうぞ頭を上げてほしい」


 気を取り直した山田さんの優しい言葉。それでも僕は謝罪の姿勢を続けた。


「死者の列が動き出しました。これから私は渡し舟に乗ります。友よ、別れの時です、頭を上げてください」


 頭など上げられようはずがない。もう山田さんの顔を真っすぐに見れない。分かりました。もう言いますまい。頭上から、悲しげな諦めの声。


「では、最後にお願いがあります。いつだったかあなたに手渡した赤い紙飛行機、あれを未来の私の故郷の空に飛ばして欲しい。私はそこに搭乗しています」



 私は、そこにいるのです。



 それが、別れの言葉だった。


 山田さんを乗せた渡し舟が、渡船場を離れるまで、僕は頑なに謝罪の姿勢を続けた。


 こうして、僕は、大切な友を失った。



 ― ― ― ― ―



 翌日。

 

 現代に戻った僕は、いつものオフィスで、昨日対応した戦時中のワンダラーたちの報告書の作成に追われていた。


 小休止。熱いお茶を入れ、休憩がてらPCのインターネットを立ちあげる。


 瞬時に世界中のあらゆる情報がトップ画面に現れる。


 いじめ、児童虐待、通り魔殺人、無差別テロ、ゲリラ事件、宗教戦争、思想戦争、第三次世界大戦……


 結構な分厚さの虚無感が、僕を襲う。


 なぜ殺し合う。同じ人間じゃないか。馬鹿げている。馬鹿馬鹿しくて涙が出る。何だかもう仕事が手に着きそうにない。PCを静かに閉じる。


 僕は、昨日山田さんに手渡された赤い紙飛行機を、スーツの胸ポケットから取り出した。


 オフィスの窓を全開にする。春の始まりを告げる申し訳程度に温かい風が吹いている。


「友よ、準備はいいかい。只今より離陸します」


 僕は、紙飛行機にそう小さく呟いて、それを静かに大空へ放った。


 すーい、すーい、赤い紙飛行機は、三途の川の上空をしばらく漂い。


 すーい、すーい、そこから光のトンネルの潜って現世へ。


 瞬く間に国境を越え、朝鮮半島、中国、ロシア、アメリカ、ウクライナ。


 すーい、すーい、世界中を飛び回って、そして最後に山田さんの生まれ故郷へ。


 山田さんを乗せた真っ赤な紙飛行機が、故郷の空を飛んでいる。


 すーい、すーい、風に乗る。


 すーい、すーい、ゆっくり旋回。


 すーい、すーい、とつぜん急降下。


 すーい、すーい、そこから急上昇。


 瑠璃色の空を、すーい、すーい。


 あてもなく、すーい、すーい。













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