先生、実は疲れてました
「失礼しまーふ」
「はい、どうぞ」
「先生、お疲れ様でふ」
「お疲れ様です。どうしました? ひどく鼻声の様ですが」
「今日、黄砂がすごくて……ずびっ……鼻水がやばびんです」
「……大変ですね。今日は早く帰ったらどうですか?」
「せっがく先生に会いにぎたのに……帰りたくないでず」
「気持ちはわかりますが、そんな状態じゃ会話もろくにできないでしょう」
「……へ?」
「はい?」
「……じゃあ、少しだけここにいでいいですか」
「わかりました」
「ずー……ずー……」
「はぁ、寝るぐらいなら帰れば良かったのに」
「もう少ししたら、起こしましょうかね」
先生、私とお話しませんか? 彼岸キョウカ @higankyouka
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。先生、私とお話しませんか?の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます