二節 砂糖泥棒
「フレスカお
「ポリー、お
でもね、それはありえない
「そんな
「
蒸気結晶養殖に、霜降菌は
たとえ、
「ごめんなさい、いえ、
お嬢様、
わたしのことを
メンブロ
「
そんな
「ジュニアの
十一歳になった
わたしのジュニア用剣はお兄様のお
わたしが「結晶だけでも軽くして
ルーナ
このシュガールームはメダリーからリハビリ用としてお
お
工業用
シュガールームのキャビネットの
「
蒸気剣にもとろけません」
ルームに
ただただ、キョロキョロして
シュガールーム用
補助手袋をすれば、一時的に針胞子型凍傷による
わたしはポリーに手を
干渉を
全ての剣
【ピュプルルルルル】
氷獣の
プルプルプルッ、……ブピュンッ。
六十分でリハビリメニューは
ギリギリまで、
ジュシューッ。
剣を
リハビリ
【マイアーレフーゾ】の
シュガールームから出ようと、ヘルメットを
「まだ、リハビリ終わらないの?」
「お嬢様。まだ、三十分でございます」
「今すぐ、リハビリを
わたしは
「お嬢様?」
監視室でポリーが
ディーノお兄様のお
わたしはお砂糖を入れない。カップには、ミルクを先に
「やはり、シュガールームの異常はあの子のせいでした」
「……そう。
でも、お兄様が先に気づくなんて
「
あの子、
「あの子の
わたしはお兄様に一度、お願いをしてみる。
「
お兄様が
◆◇◆◇
フレスカのお茶を
わたしは
でも、目の前のハウスガードの男はわたしを見たことの無い
「エンディ
シュガールームは
ハウスガード
「まさか、お嬢様のお見舞い品の一部を換金したのか?」
まあ、
定期
しかも、わたしが盗んだのは使用済み砂糖(滅菌済み)。
いつ気づかれるかとヒヤヒヤしたけれど。
本当に、あのお人形、お
「してません!何かの
わたしはお嬢様と
だから、お嬢様にもペコペコして、
ドアをノックする
わたしではなく、ハウスガードに声をかけるなんて。
でも、わたしはあの子の
それなのに、
「
親方様はエンディ侯爵令嬢の
令嬢の
まさか、紋章院に駆けこむなんて酷過ぎる。
「
でも、わたしにだって、
「メンブロ家にイジメられて、
わたしが椅子から立ち
「
「約束
わたしがまた立ち上がっても、座り直させた。
「シュガールームは
クスクス
わたしを尋問している男は「
「馬鹿だな。
フレスカお嬢様がフィオーレ女学校に進学されるなんて、ありえない」
一番若手の
「どういうこと?」
「お嬢様にも、ディーノ様にも、手紙が届いていないか
お嬢様はご自分
ディーノ様はお嬢様宛の手紙を待っていらっしゃるのさ」
さきほど入室した
「待って!
「
彼の
「わたし、そんなつもりじゃ……」
でも、
「
貴方の
はっきり、
本当に、
使用済み砂糖も、わたしも、
◆◇◆◇
ディーノお兄様はお茶を
「『砂糖には砂糖より
御前は悪くない。
悪いのはシュガールームを
笑うのをやめられないようだ。
こういう馬鹿笑いは、テクラお姉様が
でも、まだ、お姉様は家に帰って来ていない。
ピオもあえて
「まさか、工場で使わないで、食べようとするなんて」
「ディーノ様。お茶の全てを噴き出すべきではありません。
お茶は
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