ゴーレム撃破
というか、そう考えないと死ぬ。
『アイツは魔力を遮断するって事は、魔力感知はない。だから、俺が土魔法と糸でバタバタ動く集団を作るから、ルキナは俺の糸に闘気を乗せてくれ。』
ゴーレム系は魔力・闘気感知と振動感知をしており、特に魔力感知が優れているらしい。
デカい魔力をもつ1匹よりも、その100分の1の魔力をもつ者が100人いる方に向かうと言う事って事だ。
質より量という優先順位があるとも書いてあった。
このゴールデンゴーレムは自分の体が魔力を遮断すると言う事は、魔力感知は機能しない。
つまり、闘気と振動によって敵を見つける。
となれば、こういう案が出せる。
『…分かった。…それなら、誘導も出来るかもしれない。』
たしかに。ルキナの言う通りだ。
もし出来るなら時間稼ぎもしやすくなる。
ズシン…ズシン
ゴールデンゴーレムがこちらの話し声に気がついた様だ。
…声というか、音まで感知してくるのはすごいな。
『気付かれたみたいね。じゃあ、タカシの案で囮をお願い。私は罠を構築する。』
『マリオネット・サンドドールとでも言うかね。』
土を盛り上げたり凹ませたりを土に潜り込ませた糸で行い、人形が歩いているようにうごかす事でそこにたくさんの人が歩いている様にした。
『…こう?』
そして、ルキナが俺の手に触れて、闘気を流す。
すると、そこに闘気を発する集団がいると偽装された土の
人形と言えるほどの物ではないが、"集団"はつくれる。
すると、ゴールデンゴーレムは土人形の集団の方に歩いて行った。
『…すごい。土人形の方に向かってる。』
『よしよし。あとは、俺が上手く操作してっと。』
糸を使って踏み潰そうとしてくるゴーレムの足を避ける。
『魔力が練れた。よし!今!"クワグマイアー"!』
ドプン!
踏み潰そうと右足をあげたため、逆の左足のかかとあたりを泥沼に変える事でバランスを崩し後ろに倒した。
ドスン!!大きな音を立てて倒れたゴーレムにルキナが、頭を駆け上がり、助走をつけて飛び上がる!
『…これでおわり!』
ドガァァァァァァン!!!
拳を叩きつけ、その勢いで腕を頭に突き刺した。
『そのままコアを抜き取るのよ!』
ノワルが叫ぶと
『…分かった。"筋力強化"!
ふん!!』
ボゴォ!!!
金色の立方体を抜き出した。
『アレがコアか。あの周りに特殊な鉱石が出来るらしいから、取ってくる。』
特殊なゴーレムのコアはそれの周りの石を変化させる。
なぜそうなるのかは未解明なんだとか。
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