第22話 掃除

そこは薄暗く鼻につく臭いが満ちた迷路の様な水路だった。

その水路の周囲にある糞溜まりや住み着いたモンスターの死骸を処分する。

ちなみに、この中で安易に火を使って死骸を処理しようとすると、この下水内に漂う可燃性のガスに引火して大変な事になる。

酸欠で死ぬか焼けて死ぬ。


糞溜まりや死骸は袋に入れて回収用の場所に入れる。

回収された物は燃やした後に肥料などに使われる。

デカいスコップで削りながら袋に入れていく。

(分かってたけど、やっぱ臭えぇぇぇぇ!)


お、おれは半年のうち最も褒められたのは掃除だったのだ。

この程度は慣れている!!!

と鼻栓をしながらひたすら汚れを削り死骸を袋に詰め込んだ。


ここは飲食店が近くにある。

が、黒い悪魔はほぼいない。

奴らは店にいる虫食いトカゲに食い尽くされているのだ…

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