第21話 罠を設置
できた罠は、口を広げた大きな袋の中に混ぜた物体を入れておき、入口を物体の食われる量と共に狭めていく。
口に返しをつける事で、外に逃げられないようにする。
奴らは視覚に関してはあまり高く無く、餌を見つけると、仲間を呼んで集める。
その際に、美味いモノがあると一際大きな声をだす。
すると集まってくるのだ。
また、この物体の匂いに包まれていると、酔って動かなくなる。
ネムリ草を入れておいたので、酔って寝かせてしまえばより安全。
ある程度集まったら口の周りを紐で囲んでおいて縛る。
取り出した袋を硬い容器に入れて蓋をして、密封する。
すると、中で窒息して死ぬ。
これが料理長が編み出したクソ害獣の処理方法だ。
ちなみに、死体は燃料にしていた。
『あそこで働いてて良かった。アンダーマウスはまともにやると、かなり面倒だしな。』
出来た袋を何個か用意し、下水道に設置していく。
2時間ほど放置して回収すると、中には50匹程のアンダーマウスが寝ていた。
起きると襲われるので、壺に押し込み蓋をしてひっくり返した上に座って密封した。
あとは、掃除だけなので、臭いがついても良いように厚手のつなぎと呼ばれる作業服を着て
下水道に降りた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます