第21話 罠を設置

できた罠は、口を広げた大きな袋の中に混ぜた物体を入れておき、入口を物体の食われる量と共に狭めていく。

口に返しをつける事で、外に逃げられないようにする。

奴らは視覚に関してはあまり高く無く、餌を見つけると、仲間を呼んで集める。

その際に、美味いモノがあると一際大きな声をだす。

すると集まってくるのだ。

また、この物体の匂いに包まれていると、酔って動かなくなる。

ネムリ草を入れておいたので、酔って寝かせてしまえばより安全。


ある程度集まったら口の周りを紐で囲んでおいて縛る。


取り出した袋を硬い容器に入れて蓋をして、密封する。

すると、中で窒息して死ぬ。

これが料理長が編み出したクソ害獣の処理方法だ。

ちなみに、死体は燃料にしていた。


『あそこで働いてて良かった。アンダーマウスはまともにやると、かなり面倒だしな。』


出来た袋を何個か用意し、下水道に設置していく。

2時間ほど放置して回収すると、中には50匹程のアンダーマウスが寝ていた。

起きると襲われるので、壺に押し込み蓋をしてひっくり返した上に座って密封した。


あとは、掃除だけなので、臭いがついても良いように厚手のつなぎと呼ばれる作業服を着て

下水道に降りた。

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