第7話 少年の正体
そして名乗った。
『ヘクス・コルネフォロスです。』
するとギルド職員は顔を青ざめさせながら
『申し訳ありません。疑う様な真似をしてしまいました。』と職員も頭を下げる。
『俺も名乗らなかったので…お互い様です。と…とりあえず、ワイヴァーンを買い取って貰えますか?』
と、宥めながら後ろにあるワイヴァーンを指差しながら言った。
周りもその名前を聞いてざわめいている。
そんな中
ガラの悪い男は『戦士隊の神童がこんなヒョロイ訳ないだろ。』と因縁をつけ始めた。
更に、俺と勝負しろ言い始め、ヘクスは溜息を吐きながら了承し、奥に2人が消えていった。
(まさかあの少年があのワイヴァーンを一撃で倒した者だったとは驚いた。しかもあのワイヴァーンの頭に正確に当ててる。とてつもない技量だ。)
ノワルは感心していると、資料室から出てくるタカシの姿が見えた。
何やら外が騒がしかったので、静かになるまで待ってから出て見たら、ギルドの入口付近にワイヴァーンが持ち込まれているじゃねえか。
おいおい…あのワイヴァーンって前に見た奴じゃねえか。
ノワルが近くにいるのが見えて来たので向かってみると、彼女が依頼書をだした。
『明日、フライングトマトを狩りに行くから準備をして。野宿もする事になるだろうから、その辺もな。』
依頼書を見ると、テーバイと書いてある。
ここか…たしかに日帰りは無理だな。
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