第3話 契約条件…
という話をしながら、条件をまとめていった。
結果
1 契約期間は1年毎に更新
2荒事はノワルが担当
3 余程の酷い命令以外は服従
4基本的に一緒に冒険をする
5主人をあと2人まで増やせる
6脱走したら即処分
となった。5に関しては、ノワルが何となくこうなる気がすると本人でもよく分かっていない様な様子で決めた。
ちなみに、2人以上の主人を持つ場合命令の優先権は早い方である。
とりあえず、大筋は決まったので、細かい事は、その時になってからという事になった。
正直、このご主人様は絶対になにかあると思う。
いや…何もない人は奴隷なんぞ買わないか…
『明日の朝から依頼がある。それについてきでもらう。つまり、お前の奴隷生活のスタートは明日の朝だな。』
『お、おう。』
奴隷生活か…どうなる事やら。
ある程度は自由に出来るから、犯罪奴隷とは違うけど…
『ま、そういうことだから、これからよろしく。明日の準備がかるから、またね。』
と彼女は去っていった。
-奴隷紹介所入口-
ノワルは興奮を抑えられない様子で、頬を赤み隠しながら歩いていた。
(なぜか分からないけど、彼がすごく気になる。主従契約によって、彼に私という存在が刻まれた。
そして、この繋がりを得た事により、
ノワルは自分の持つ"黒"に変化が起きた事を悟った。
("黒"が何かを得たみたいだ。なにか彼と私の間にあるようね。)
"黒"力を感じながら部屋に帰る事にした。
次の日
結局、元いた奴隷部屋で一晩すごした。
あんな美女と同じ部屋になってたら、緊張と興奮で眠れないだろうから、良かったかもしれんーなんで考えていたが、そんな事したらどうなるかくらいは分かる。
犯罪奴隷になったらもう終わりだ。
美女ではあるが、自分とは明らかに次元が違うと本能で理解してしている。
生命体として格が違う存在に、本能的に繁殖よりも隷属を選んだのだ。
とりあえず、冒険者ギルドの方で集合なので、行くぞ!
しかし、気合いを入れて向かうが、冒険者ギルドにはほぼ行ったことが無いので、道が分からない。
『そういや、酒場とギルドって繋がってた様な…』
冒険者ギルドの中に酒場があり、そこで多くの冒険者が作戦会議やパーティ組みや依頼の相談をしている。
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