【番外編】邦楽好きとも繋がりたい

 嬉しいもので、熱狂的な音楽ファンの読者の皆様による沢山の「好き」に支えられ、本作も10作目の節目を迎えることができました。感慨も一入ひとしおでございます。そこで今回は番外編として、趣向を変えて普段僕が聞いている邦楽についても。さらっとご紹介していこうかなと思います!


 ただ、普段聞いている邦楽アーティストを一気に紹介してしまうのも味気ないので、短編集の話数が10の倍数を迎えた際に番外編として、3組ずつ紹介していくことにします。それでは、今回のラインナップはこちらです……!


1.米津玄師

2.Vaundy

3.King Gnu


 はい、今を時めく稀代の天才アーティスト3組です。順番に少しずつ語っていきますね。


 1番目に挙げさせていただいた米津玄師さん。呼び方は「げんし」なのか「けんし」なのか、ファンの間でひと悶着あったようですが、本人からしたら「どちらでもいいから好きに呼んでくれ」とのこと。ちなみに、本名だそうです!


 ──玄師が本名……? 名前の由来が気になるところですが、米津玄師本人も両親に確認をとったことはないようで、真相は不明です。おいおい、そこは知っておいてくださいよ(笑)。


 名前だけでもインパクト満載の彼ですが、どうやら約190cmの身長を持っていることでも有名らしいですね。意外性に溢れた彼のプロフィールを見るだけでも、中々に面白いです。


 ようやく音楽の話に入りますが、僕は米津玄師さんが顔出しでJ-POPソングを歌い始める前のボカロP・ハチ名義で所謂ボーカロイドソングを作っていた時代から知っている、古くからのファンです。『マトリョシカ』『パンダヒーロー』『ドーナツホール』といった強烈な中毒性を持ったボカロソングを中学生時代にループしまくっていたのを今でも覚えていますし、たまにカラオケでも歌います。


 そんなハチ時代の系譜を継いだ米津玄師さんの名曲『ゴーゴー幽霊船』『アイネクライネ』なども勿論大好きなのですが、僕にとっては『Lemon』『春雷』『感電』『死神』といった比較的最近の楽曲の方が好みに近いです。直近ではアニメ・チェンソーマンの主題歌『KICK BACK』が大きな話題を呼んでいますね。僕はチェンソーマンはジャンプ+のアプリで漫画を読んでいるだけでアニメは見ていないのですが、大好きですよ、チェンソーマン……!


 2番目に挙げさせていただいたのはVaundyです。すぐにばれると思うのでさっさと白状しますが、僕が彼らを知ったのはほんの最近の話で、今まで食わず嫌いをしてました。真のファンの方は本当にごめんなさい……。


 僕がVaundyを知る契機となったのは、友人の運転する車で流れていた『東京フラッシュ』です。強烈な内容の歌詞と裏声の上手さに思わず「おおぉ……!」と感嘆の溜息が漏れました。以前にもVaundy好きの友達は『怪獣の花唄』とかを流していましたが、こちらは僕の好みには刺さりませんでした……。「は? 全然ファンじゃないじゃん」と思った方、重ねてお詫びします。あ、でも『踊り子』とかはストライクゾーンど真ん中でしたよ。


 3番目に挙げさせていただいたのはKing Gnu! このエッセイのどこかで話題に出したかもしれませんが、僕は彼らの大ファンです。今も昨年のシングル『雨燦々』をリピートしながら本稿を執筆しております。


 まあなんといっても、特筆すべきは彼らの異色の経歴ですよね。有名な話ですが、主にギター・ボーカルを担当する常田大希さんと、個性的な人間性に『白日』で一躍有名となった超ハイトーンボイスによる圧倒的歌唱力を併せ持つ井口理さんは、同郷の幼馴染にして難関・東京藝術大学出身者です……!


 最近だと映画『劇場版 呪術廻戦 0』のテーマ曲として『一途』『逆夢』、サッカーW杯のテーマ曲として『Stardom』がリリースされていましたね。僕はアルゼンチン代表(元クレなのでMessi選手が大好き)を応援しながらW杯を観戦していましたが、Abemaで見ていたせいなのか、もうひとつのテーマソング(思い出せないですが)ばかりが流れていた印象です。残念……。


 さて、サッカーを知らない人には伝わらない話をしていまい恐縮ですが、そんなKing Gnuの中で僕が好きな曲は王道『Vinyl』です。聞いたことのない方は是非この機会に……!


 ちなみに、先程紹介した常田大希さんはmillennium paradeという音楽プロジェクトも主宰しています。そちらの曲も大変良いですよ。


 大変ざっくりとした紹介となってしまい申し訳ありませんが、ただでさえの域を出ない執筆者の僕は、邦楽に関しては特に知識がありません……。ただ漠然と「あ、これ好きかもー」と浅はかに、自分のプレイリストにぶち込んでいくだけのライトファンですが故に、語れることが少ないのです。でも、そのという音楽を愛する気持ちこそが重要なのであって、愛さえあれば知識なんてなくても──。


 いや、音楽ファンを自称して音楽の良さを世に布教しようという立場でそんなこと言ってられませんね。反省します(笑)。



 †††



 ※本作における改行後の連続する「」内は主に作品タイトルとなっている楽曲の歌詞の一部分又はその翻訳です。今回は何も引用しておりません。


 ※本作品は、著作権法32条1項に依拠して公正な慣行のもと批評に必要な範囲で「引用」するという形で楽曲の歌詞を一部和訳しております。文化庁は引用における注意事項として、他人の著作物を引用する必然性があること、かぎ括弧をつけるなどして自分の著作物と引用部分とが区別されていること、自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること、出所の明示がなされていることの4要件を提示しておりますが、本作品はいずれの要件も充足していると執筆者は考えております。


 ※カクヨム運営様からも「カクヨム上で他者が権利を有する創作物の引用をすることは可能ですが、その場合は、著作権の引用の要件に従って行ってください。また、外国語の翻訳は書き方にもよりますが、引用にならないと存じます。」という旨の回答によってお墨付きを得たものと解釈しております。


 ※ただし、歌詞原文の全てを掲載することは引用の範疇を越えると思われますので、読者の皆様は紹介する楽曲の歌詞をお手元の端末などで表示しながら、執筆者による独自の解釈を楽しんでいただけると幸いです。

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