理解と友達
男の娘でも何でも普通とは違う人生を歩むとなると、親に報告したりしなくてはならないですよね、一人暮らししてるなら女装しようが何も無いので報告等要りませんが。
私は実家暮らしな為に、女性ホルモンで変わっていってる事を報告しなければなりませんでした。
「でも理解して貰えないかなぁ...」
親にはあまり理解して貰えないと私は思って居ました、過去の経験からですが。
当然不安ですが、とりあえず母親には言って見る事にしました。
「私...女性ホルモン取り始めたの...」
「?」
その後色々聞かれましたがあまり意味は分からなかったようで、あまり理解は得られませんでした。
父親に話さなかったのはブラとか女物の対処が分からないからとシンプルにあまり考えないで行ってくる為です、母親から聞いたようですがそれでもいちいち髪切って来いとか行ってくるような人なので。
リアルは厳しいものです、そこまで甘くないのが現実でした。
「辛いなぁ...」
向こうもちょっとずつ理解出来る様に葵ちゃんとして見せていければいいのかなと私は思っています、ネットで知り合った人でも受け入れ難く嫌われた人も居ました、やっぱりこういった問題は難しいのだと物凄く思ったのでした。
それでも残って私と関わってくれた人達も居ました、仲良して相談に乗ってくれる人達はとても私にとって心の支えになり、「私」として生きる為の活力になっています。
「女の子友達増えたかも」
女性物の服とか下着類とか女の子友達にネットで聞くようになりました、前は1人も居ませんでしたが、やっぱりこう言った話を出来るのは女の子です。
男の子に話してみたら首傾げてましたし、胸の話とかブラ見せたりは女の子じゃないと出来ませんからね、最初はかなり助けてもらいました。
「香水とかも〜」
香水も私が最初自力で全部探したとかでは無くて女の子から教えて貰ってテーマを決めて探しましたから。
性格は多少変わるので女性ホルモンを摂ると、もしかしたら喋らない人でも喋れる様になる可能性もあります。
「高校の頃友達からだ...」
ネットで繋がってた為にリア友にバレて多少色々と聞かれることになりました、久しぶりに会ってみただとか、その時期は不安定な時期で心配でしたが、会って話す事にしました。
「久しぶり」
「元気?」
あんまり変わって無いとか言われましたが、多少スルーしつつ会話をします。
結局向こうが仕事でいきなり行ってしまいましたが結構気を使ってくれてる...って思いながら聞いてましたね、ありがたかったです。
色々な事が変わっても仲良くしてくれる人は大事にしないとなと私はそう実感したのでした。
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