第25話 ■と呼称するべき感情
「っ…………ここ、は」
鈍い頭痛で目を覚ました私は岩壁に雑に取り付けられたランタン状の魔力灯が薄暗く照らす洞窟のように狭い空間で、どういうわけかベッドに寝かされていた。
足は縄で縛られて、背に回された手には蒼白い鉄製の手錠が嵌められている。
どうしてこんなことに……と私はこうなる前の記憶を掘り起こし、理解する。
ウィルがフェルズと会っている間、私はレーティアの部屋にお邪魔していた。
そして暗くなるまで話し込んでしまい、そろそろ帰らないと――と思ってレーティアの部屋がある寮から私が住む寮へ移動する短い間に、背後から迫った何者かが私の口元に香料をしみ込ませた布を押し当てられた。
恐らく魔睡蓮から抽出したエキスね。
魔術薬の授業で匂いを嗅いだ対象を眠らせる効能のある植物があることを知っていたし、何十倍にも希釈したそれの匂いを嗅いだこともあった。
僅かに甘さを伴った不思議な香りで特徴的だったから覚えている。
私は抵抗する間もなくすぐに意識を失って……目覚めたらここにいた。
「目が覚めたようだな『氷の魔女』」
冷徹な男の声が嫌に響いた。
「…………フェルズ」
「様を付けろ忌まわしき魔女め」
私のことを見下ろす影をランタンがぼんやりと照らす。
そこには眼鏡をかけた険しい表情の青年――第五王子フェルズ・ヴァン・クリステラがそこにいた。
……やっぱりウィルと私を狙っていたのはこの人だったのね。
今すぐにでも氷漬けにして――っ!?
「魔力が、拡散する……っ!?」
「魔封石の手錠だ。周辺の魔力を拡散させる効果がある。罪人の魔術師を捕縛する際にも使われるが……まさか自分が使われる立場になるとは思ってもいなかっただろう?」
嗤笑を浮かべるフェルズ。
なんど魔術を行使しようとしても発動には至らない。
魔力を奪われた魔術師なんてただの人。
当たり前の事実を突きつけられ、私の思考に空白が生まれる。
……ダメよ、私。
諦めるのは私が私自身の弱さを認めること。
そんな自分を、私は許せない。
「こんな場所に連れ込んで私をどうするつもり」
「お前は餌だ。目障りな第七王子を排除するための、な」
「……私を連れ去ればウィルが探しに来ると本気で思っているの?」
「あのやる気なし王子がお前のような厄介ごとの塊と呼ぶべき魔女と政略結婚をしている時点で、裏で何かしらの取引があったと見るべきだ。そうでもなければ奴が自発的に行動するなどあり得ん。だからこそ、お前は餌として機能する。俺はそう判断したまでだ」
「…………もしもウィルが私を見捨てたとしたら?」
口にしてから自分の声が震えていたことに気づく。
……まさか、私はウィルが助けに来てくれることを期待している?
私の方から政略結婚の解消を国に求めたのに?
私はダンスパーティーの夜から数日後にヘクスブルフ――大魔女宛てに一通の手紙を出した。
内容はウィルとの政略結婚を解消して欲しいという要請だった。
結局のところ私は国を混乱に陥れた『氷の魔女』で、きっとそのせいでウィルにも迷惑をかけてしまった。
なのにウィルは私を変わらず婚約者として扱おうとした――してくれた。
ダンスはまだ下手なままで、敬語も作法もぎこちない。
食事すら緊張しないで出来ているとは言い難い。
政略結婚の前に遡れば色々と非常識な真似をしていたと今では思う。
それでもウィルは私を見捨てなかった。
傍にいてくれた。
受け止めようとしてくれた。
――そうしてくれることに、私が耐えられなかった。
だから私は婚約破棄を申し入れた。
傷つくのは私だけでいい。
フェルズはしばし考える素振りを見せた後に、酷く冷たい目で私を見下ろす。
「目撃者は消す。当然だろう?」
「でしょうね」
「無駄な問答だったな。時に――俺はお前の過去を知っている」
「……そう」
「動揺が浅い。もう諦めたか」
「王子なら私の過去を調べるくらい造作もないでしょう?」
ウィルが知らなかったのは私の過去なんてどうでもいいと思っていたからか、はたまた知っていながらどうでもいいと流していたからか。
どちらでもいいけれど、私としては前者の方が気が楽ね。
「ふん、つまらん。だがな、俺はお前の才能だけは高く評価しているぞ。七年前にヘクスブルフで起こった首都凍結事件……それをたった一人の魔術暴走によって引き起こすなど、誰が信じられるか」
「……でも、知っているんでしょう? それが紛れもない事実だと」
「ああ。だからこそ俺は一つだけ問う。――お前は神代魔術の適格者か?」
心臓を直接掴まれたかのような衝撃が私を襲った。
「…………そんなもの、知らないわ」
「あくまで白を切る、か。まあいい」
パチン、とフェルズが指を鳴らすと、影になっていた通路から続々と足音が聞こえてきて、私を魔術学園の制服を着た何人もの男女が取り囲んだ。
彼らの顔にはまるで見覚えがない。
「『氷の魔女』、お前を嫌う者は多い。戦争中だったヘクスブルフからの留学生であり、周囲を寄せ付けない圧倒的な魔術の才の持ち主。貴族というのはプライドが高く、自分よりも評価されている下賤の民を許せない。斯くいう俺の手先も魔女を嫌っていてな。しかも魔封石で魔術が使えず、身動きも取れないとなれば――あとはわかるだろう?」
「……第五王子様が聞いて呆れるわね。私を脅しているつもり?」
「いいや? 脅したところでウィルは来ない。これはただの余興だ。俺の嗜虐心を満たし、有象無象が優越感に浸るための、ありふれた加虐行為」
くつくつと愉しそうに嗤うフェルズと同じく、欲望を隠そうともしない男女たち。
ひう、と引き攣った音が喉元からひとりでに漏れ出す。
フェルズは一つだけ用意された上等な椅子に腰かけ、
「死なせなければ何をしてもいい。服は脱がせてもいいが犯すな。俺の決めごと以外は好きにしろ」
「っ!?」
彼らへ命令を下すと、空気が変わったのを肌で感じる。
「薄汚い侵略者がっ!!」
「惨めね『氷の魔女』」
「見てくれだけは良い女なんだけどな」
「まあ、精々愉しませてもらうとしよう」
反応は三者三葉だったけど、誰にも私を助ける気がないことだけは伝わってきた。
――忘れていたわけじゃない。
私はヘクスブルフの人間で、クリステラの民からすれば侵略者。
嫌われて当然の立場なのにこれまで直接的に手を出されなかったのは、私の魔術を恐れてのことだった。
同世代だけじゃなく、学園内の魔術師のほとんどが私よりも格下。
返り討ちにあうリスクを取ってまで私に危害を加えるような生徒はいなかった。
だけど魔封石で魔術が封じられ、手足も動かせない私なんて一方的に加害できる弱者に過ぎない。
そして、私をそれとなく守ってくれていたウィルもここにはいない。
ほかならない私が突き放したから。
「精々いい声で啼け。ウィルへ届けばいいが――臆病な奴のことだ、いつまで待っても来ることなないだろうがな」
ウィルはきっと助けに来る。
私は自信をもって言い切れなかった。
そんな私を嘲笑うかのように制服へ手が伸び、ブラウスが乱暴にボタンを留めたまま左右に引っ張られ――バチンっ、と糸の弾ける小さな音が響いた。
間を置かずにキャミソールも引きちぎられ、下着だけが覆い隠す薄い胸元へ一同の視線が注がれるのが感覚的にわかる。
「っ……最低、ね」
「まだ強がってられるのか」
「状況ほんとにわかってんの?」
「にしてもやっぱ胸はねぇんだな」
「馬鹿、胸は大きさじゃなく形なんだよにわか」
「あァ? デカけりゃデカい方がいいに決まってんだろ正直になれよ陰気野郎」
「…………ほんと男って胸ばかり」
私の胸を見ながら言い合う男子生徒へ女子生徒が冷たい目を向けながらも、淡々と私へ『風刃』の魔術を放った。
余計な怪我を負わせないように威力を抑えていたのか、不可視の風は私の二の腕を浅く切りつけ血を滲ませる程度に留まる。
それでも痛いものは痛い。
鋭い痛みに顔を顰め、せめてもの抵抗として睨みつけるも効果はない。
「さて、と。下も脱がしちまうか」
「やめ、てっ!」
「暴れても無駄だぜ。魔力強化もない非力な女の力じゃあ抵抗できないだろ?」
縄で縛られていた足をそのまま動かして振り払おうとするも力ずくで押さえつけられ、腰からスカートがするりと離れていく。
完全に脱がされたスカートが放り投げられ、「おぉ……」と欲に塗れた歓声が上がる。
私はもう、どうしていいかわからなかった。
魔術は封じられ、救援は絶望的。
羞恥と痛痒、そして嘲笑だけが与えられ、終わりも見えない。
以前なら「私はこの程度の価値しかない」と諦観した気持ちでこの仕打ちを受け入れたと思う。
けれど……私は人の温もりを知ってしまった。
孤独の寂しさを痛感した。
人は独りでは生きられない。
当たり前のことを私はこの歳になってやっと知ったのだ。
「ほら、助けを呼ばないのか?」
「まああのやる気なし王子が来るわけないけどなっ!!」
「来たところでこの人数なら余裕で返り討ちだ」
へらへらと嗤いながら、私への加虐は止まらない。
殴られ蹴られ、限りなく威力を抑えた魔術が私を襲う。
炎が肌を焼き、風が浅い傷を刻み、水は嬲るように口へ注がれ続けて呼吸もままならず、土は重石として身体に積みあがる。
私がどれだけ苦悶を滲ませた呻き声を上げようと、彼らの手は止まらない。
むしろ火に油を注いでいるかのようにエスカレートしていた。
「ちょっと、こんなに好き勝手やって死んだらどうするのよ。治すから待ちなさい」
そこに女子生徒が割り込み、私に使い手が貴重な治癒魔術をかける。
だが、完全に傷を癒すのではなく、あくまで出血や目立って酷い傷を治しただけに過ぎない。
「これでまた愉しめるでしょう?」
恍惚とした笑みを浮かべながら女子生徒が耳元で囁いた。
この治癒は私を精神的に追い詰めるための手段だ。
こんなとき、あなたならどうするの……?
面倒だって逃げるのかしら。
それとも……あのとき私を助けたみたいに斬り伏せるの?
そこまで考えて、気づいた。
私から婚約破棄を申し出ておきながらウィルがいる前提で話を進めていたことに。
馬鹿ね、私。
ウィルが助けに来るはずがないじゃない。
だから早くその淡い希望的観測を捨てなさいよ。
それで楽になれるってわかるでしょ?
他者に期待せず、孤独に生きる。
そうすれば、楽に――
「けほっ、けほっ………………ウィ……ル」
口に注がれていた水を吐き出し、続いた言葉は元婚約者の名前だった。
仄かな温もりを思い出せば、止まらなかった。
「――――助け、て……ウィル………………っ!」
だけど、返ってくるのは嘲笑の喝采。
「っははは!! 今の聞いたか!?」
「助けなんて来るわけないだろっ!! ここは学園迷宮のフェルズ様に使える人しか知らないセーフハウスだぜ!?」
「しかもよりにもよって呼ぶのがやる気なし王子って!!」
ウィルに届くことはない。
そんなことはわかってる。
わかっていても溢れた心からの声でさえ世界は無情に掻き消した。
それが自分でも驚くほど、嫌だった。
「――笑わ、ないで」
「……は?」
「ウィルを、笑う資格は…………あなたたちには……ない」
確かにウィルはやる気が絶望的にない。
それでもやると決めたら最後までその意志を貫き通す誠実さと、本人は認めようとしないだろうけれど丸ごと包み込むような優しさがあった。
――あれが■だったのね。
たった数週間の泡沫の夢でも、ウィルと過ごした時間は心に深く刻まれている。
思考が腑に落ちる感覚と共に一つの決心をした。
「――あなた、私が神代魔術の適格者かどうかを聞いたわね」
「…………」
「答え合わせをしてあげる」
希う。
私に神が授けた呪いへ代償を焚べて、奇跡を願う。
即ち、神代の魔術を。
「世界を別つ鍵。結びて奉じ、凍てつく地へ身を捧げよ」
紡ぐ詠唱と共に懐かしさすら感じる鈍い頭痛が広がっていく。
喪失感と寂寥が胸を満たす。
ウィルと過ごした日々の記憶が霞み、遠ざかり、徐々に思い出せなくなる。
悲しくはない。
辛くもない。
それは、私がウィルに少なからず愛されていた証拠だから。
「詠唱、か?」
「聞いたこともないし、そもそも魔封石があるのに使えるわけがないっ!」
「だったらこの冷気はどこから……」
狭い部屋にどこからともなく染み出した冷気が肌を撫ぜた。
私の体温も徐々に下がっていく。
吸い込んだ冷気が体内を巡り、意識を明瞭に研ぎ澄ます。
いいえ、違うわね。
神が余計なものだと判断した代償が削られ、やせ細っているだけ。
そうだとしても私が止まることはない。
「世界の片割れを捨てし者、どうか嘆くことなかれ。顕現せよ
ぴしり、と零度を下回った空気が軋む。
床には霜、天井からは細い氷柱が早くも垂れ下がっている。
「……ッ!! 総員、障壁魔術を展開ッ!!」
響くフェルズの焦った声が心地いい。
その判断はどうしようもなく遅くて、無意味なことだけれど。
静かに、宣言する。
「『
魔封石による魔力の拡散は意味をなさず、私の奇跡は成就する。
部屋には目立った変化はない。
あるのは氷像の如く身じろぎ一つとしてしなくなった何人もの人間と、凍えるほどに冷たい空気。
彼らが魔術で生み出していた土塊も、水も、炎も綺麗に霧散して、仄かに明るさを放つ粒子として漂うばかり。
魔封石の機能が停止している間に凍結した手錠と縄を砕いて自由の身となり、
「あなたが凍っていないのは意図してのことよ。凍っている彼らも死んでいないから安心して。凍傷の心配もない。ただ
「…………馬鹿な。これが神代魔術だとでも言うのか?」
「……私は七年前、ある神から
薄っすらと凍っていたスカートを拾い上げ、氷を払ってから穿きなおす。
上は破られたのがブラウスだけで上着は無事なので、羽織るようにしてから肌が見えないようにボタンを留めておく。
その間もフェルズは私が引き起こした惨状を理解できていないのか、狼狽えたように「ありえない」と呟いていた。
私もこの魔術に関しては同意見だけれど……
「神代魔術……遥か昔、神が世界を統治していた時代に神が用いていた魔術を人間の尺度で測れるはずがないでしょう?」
「だとしても、概念的凍結だと……? そんなの、どうしろというのだ」
「どうもできない。あなたが目にしているのは神の御業――その再現。少なくない代償を支払う呪いと等価の力よ」
私が支払うリソースは膨大だ。
強がってはいるけれど立っているのがやっと。
視界はぼやけて、記憶を失ったことが原因なのか鈍い頭痛が続いている。
魔力も相当使ってしまい、身体に力が入らない。
それでも倒れるわけにはいかなかった。
「――大人しく投降しなさい。さもなくばあなたも含めて全員氷漬けにするわ。生きて帰れるとは思わないことね。私はそこまで甘くない」
「……投降、だと? ふざけるなッ!!」
「っ!?」
フェルズが細剣を携えて飛び込んでくる。
魔術で身体強化をしているのか瞬きの間で私は肉薄されていた。
魔術の迎撃――間に合わないっ!
「っ、あ」
「神代魔術がなんだ。この間合いなら剣の方が早い」
お腹を中心に焼けるような熱さと剣身から伝わる冷たさが交互に伝播する。
見れば細剣が私の腹部を貫いていて、じわりと赤い血が溢れていた。
泣き叫びたくなるほどの痛みに襲われるけれど、そうするだけの体力は残ってなくて掠れた吐息だけが零れてしまう。
咄嗟の判断で急所だけは外した。
これもダンスレッスンで沢山身体を動かしたからかな、なんて場違いな思考をしながら瞼が意思とは関係なく降りていく。
神代魔術の行使に加えてこの深手と出血は……本当にまずいかもしれない。
意識が朦朧として感覚の境界線が曖昧に変わった。
「神代魔術も術者が死ねば解かれるのか?」
剣が抜ける。
私を支える唯一のそれがなくなり、身体が傾き流れのままに倒れた。
ここで死ぬの……?
頭の中では走馬灯が流れていたけれど、あまりに孤独な記憶の数々に自分で呆れかえってしまう。
そして、一つの願いを抱いてしまった。
もう記憶はないけれど――私を■してくれていたであろう人に、会いたい。
「…………ウィ、ル」
手を伸ばした。
いないとわかっていても、諦めきれなくて――
「――面倒だ」
瞬間、部屋へ繋がる扉が蹴破られた。
同時に耳に届いたのは酷く気だるげで、覇気もなく……なのに心の芯を震わせる威圧感を秘めた声。
霜を踏み砕く足音が一気に静まり返った部屋に響く。
「……まさか本当に来るとは思っていなかったぞ、ウィル」
「…………ウィル、どうして」
私はフェルズの言葉でウィルが来たことを知る。
しかも勘違いでなければ……ウィルは怒っている?
普段の軽薄さに混ざった剣呑な雰囲気。
妙に意識を惹きつけられる黒耀にも似た瞳はすっと細められ、真っすぐにフェルズを射抜いていた。
まさか私を助けに来たのだろうか。
もしかすると私の知らない目的でここに来たら、たまたま私がいただけなのかもしれない。
けれど、ウィルの顔を見て私の心はどうしようもなく軽くなった。
「俺も出来ることなら真夜中にだだっ広い学園迷宮に連れ去られた婚約者を探すなんて面倒なことはしたくなかったんだが――約束したからな」
「約束?」
「お前には関係のない、人生の最後まで付きまとうくらい面倒な約束のことだ」
約束と聞いて、私が思い浮かんだのは『花嫁授業』のこと。
――ウィル、私に教えて。あなたの婚約者として必要なことを全部。
そこまでは
だけど……たったそれだけのために私を助けに来るなんて思ってもいなかった。
呼吸が乱れる。
目の奥が熱い。
胸の奥でじんと熱が伝播して、甘い痺れにも似た感覚が広がっていく。
これはかつての私が失い、望まなくなったもの。
■と呼称するべき感情だ。
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