第3話「辿り着いた青き星」

 Side ルーク


 道中の謎の敵性体、金属生命体か、あるいは暴走した無人兵器なのか――を出来うる限り排除しながら地球に向かった。


 そうして辿り着いた時には――


『やはり先に戦った敵生体の侵略を受けています。地球人の戦況は不利ですね』


 ブリッジにいたルークにストラーダはそう告げる。


『どうします? 戦闘に介入しますか?』

 

 と、ファルシオンも尋ねてくる。


「戦闘に介入したいけど、ちゃんと考えないと現地の人とまで戦わないといけないから――」


『やはりそれがネックですか』


 と、ファルシオンが言う。


「でも何もせずに黙ってみていたくはない。危険は覚悟で飛び込む」


 そう言って僕は地球に降り立つ準備をした。


「ストラーダは光学迷彩モードで。情報収集お願い」


『分かりました。基本的な情報としてパワードスーツ兵装の実用化が行われており、それを主軸に敵生体相手に防戦を維持しているようです』


 続けてストラーダはこう言った。


『付け加えて言うならパワードスーツ兵装は敵生体の技術だけで開発したには不可解です。なにか別の外宇宙テクノロジーがある可能性を指摘します』


「ありがとうストラーダ」


 僕は出撃準備に入る。 


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流星のフェイザーと時空戦闘機ファルシオン MrR @mrr

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