第2話「旅路の途中にて」
どこかの平行世界のどこかの宇宙にて――
宇宙には危険が多い。
例えば謎の敵生体に問答無用に先制攻撃を受けることなんてのも笑い話ではない。
『ストラーダーは後方に下がってくれ!! ファルシオンはどうする!?』
『私も戦います』
『分かった! 無理はしないで!』
見たこともない飛行機械。
人型の戦闘マシーン。
バリエーションも豊富だ。
この並行世界特有の、宇宙レベルの危機を招く存在なのかもしれない。
僕は無人戦闘機のファルシオンの上に乗り、お互いにホーミングレーザーを発射。
そこから様々な火器を撃ちまくり、戦場を縦横無尽に駆け回る。
面白いように敵が爆散していく。
『嘗て私が戦った敵と共通点がありますが別物ですね』
『詮索は後にして! こいつらを放置しておけば犠牲が出る!』
『あなたは人が良いですね』
ストラーダ(艦の女性型AI)も『まったくですね』と言ってくる。
『茶化すのはそれぐらいにして! 今は戦闘中!』
と、照れながらも叫んで黙らせることにする。
☆
敵の指揮官と思わしき旗艦を撃沈し、残敵も掃討してどうにか戦いは終わった。
回収できたデータから奴達は様々な星に破壊活動を行っているようだ。
そこには当然、母の故郷である地球も含まれているんだろう。
世界は違えど地球は地球である。
他に行くアテもないのでルークは地球を目指すことにした。
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