第33話 後日
---海side---
「うぅーん」
早朝自然と目が覚めた俺は
隣のベットでまだ眠りにつくライトに
目を向ける
つかさが出て行って1ヶ月がたった
あの後つかさとリョウがこの国を
去ったと言う話は瞬く間に広がった
健太さんも後日その話を聞き
俺もこっそりつかさの足取りを
調べてみる
つかさの事だから絶対大丈夫だと
励ましてくれた
裕太と健太さんのおかげで少し元気が出た俺はつかさが去った後、いつまでも城に
住まわせてもらう訳にはいかないと思い
学園の寮に入ることを決意した
学園寮は学園の敷地内に設置されており
通学も便利だと言う理由もある
「んん、、やぁおはよう海君」
「おはよう」
ライトと軽く挨拶を済ませ
準備を終えた俺たちは教室へと向かう
「ところで海君、来週からの連休何か用事はあるのかい??」
通学中ライトが問いかけてくる
「自分の能力についてもう少し色々調べようかなってぐらいかな」
来週から2週間程の長期休みに入る。
俺はこの1ヶ月の間にSクラスのみんなには、能力を発動した時におきた出来事と、まだ自分の能力を使いこなせないと言う話を正直に話した
みんな俺の事情を把握してくれ、
何かあれば協力をすると言ってくれた
みんないい奴らだ
それなりに打ち解けもした
「特に急ぎの用事がないなら一緒に親睦会も兼ねてクエストにいかないかい??任務難易度はDクラスでそこまで高くはないしね、危険もあまりなさそうだし」
「どんなクエスト??」
ライトはニヤッと悪そうな笑を
浮かべると話し出す
「実はグリシュ王国のはずれに廃墟になったテーマパークがあるんだよ、そこの取り壊しを行おうとするといつも事故が起きるらしくてね、」
「ええ、、危なくないか、?」
「事故も特に死人がでるような事故でもないし魔物の出現情報もない、特に急ぎの工事でもないし調査だけだから難易度も低くなってるんだよ、肝試しがてらどうかな?って思ってね、もしかしたら、、ムフフ」
あらかた考えてる事は想像できるが
最近一緒にいてわかった事は
ライトは外面はいい
外見も整っていて愛想もいい、
だがSクラスで少し煙たがられてるのは
こう言うところだったのだろう
スケベなのだ
「けどそれもし男子メンバーだけだったらどうすんだ??」
「、、、、、それは考えていなかった!!」
少しおつむも弱い
そうこう言っていると学園につき
俺たちは教室へと向かう
----------
-----
放課後ライトは早速クラスメイト達を
誘っていた、
海君ともっと仲良くなる為に!!
とやたらと主張していた
人の名前を使うな、、、
予定がなく参加できるメンバーを集め
このメンバーでの参加となった
海
ライト
アンリウス
レッド
マールン
サラ
割とみんな来てくれるんだな
リゼッタは休みの間
やることがあるとの事で
ごめんね!と言って辞退
ロックは王軍からの任務があるらしく
いけないとの事
こう言うの一番好きそうなのにな
そういうところはしっかりしている
「よし!じゃあみんな来週はよろしくね!!じゃあ海君帰ろうか!」
下校準備中俺はサラに話しかける
「みんなはまだしもサラは珍しいな、こう言うの苦手そうなのに」
「え、え、えーと、、それは」
チラッと俺の顔を見た後すぐに
顔を伏せる
「ん??」
「いえ!特に用事もなかったので!では、さようなら!」
サラはそのままテクテクと走って
教室を出て行く
----------
-----
ライトは下校中終始は機嫌良さそうに
していた
「いやー、楽しみだね、チームを3チームに分けて探索しようと思ってるのだがどう思う!?」
「あ、あぁ」
ちょうど男3女3だしな、
多分そういう事だろう
そこからもライトは当日の話を
楽しそうに話しながら寮につく
かくゆう俺も少し楽しみではあった
俺はまだ戦闘ではほとんど戦力外だが
不安もあるが調査だけなら問題ないだろう
はじめてのクエストという事もあるし
ライトとは楽しみの意味合いが違うんだろうけど。
--------------------
---------------
----------
クエスト当日
ライトは今日を楽しみにしすぎて夜更かししすぎたのか全く目を覚さない
「おい!ライト!待ち合わせ時間に遅れるぞ!」
「んん?んーもうちょっと」
「おい!みんなもう来てるぞ!」
「!?はっ!」
来てるのかどうかは知らないが
とりあえず効果はあったうでライトは
ばっと飛び起きる
「すまない海君!昨日脳内シミュレーションのしすぎで夜更かしをしすぎてしまった!」
「とりあえず俺は先行っとくぞ」
俺も最後の身支度を終え
ドタバタと用意をしているライトを
ほって待ち合わせ場所に向かう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます