第34首 藤原興風(古今集)
誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに
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(友達は次々と亡くなってしまったが) これから誰を友とすればいいのだろう。馴染みあるこの高砂の松でさえ、昔からの友ではないのだから。
(出典:百人一首.com)
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時が過ぎ。
私の両手の指も。
まるで、お風呂に入った後のように。
鏡を見ると。
若い頃とは比べようもない。
だからでしょうか。
無性に友が恋しくなるのです。
妻(あなた)を亡くした。
とき、のように。
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藤原 興風(ふじわら の おきかぜ)は、平安時代前期の歌人・官人。藤原京家、参議・藤原浜成の曾孫。相模掾・藤原道成の子。官位は正六位上・下総大掾。三十六歌仙の一人。
経歴
昌泰3年(900年)父・道成と二代続けて相模掾に任ぜられる。
官位は低かったが『古今和歌集』の時代における代表的な歌人で、「寛平后宮歌合」「亭子院歌合」等の歌合への参加も多く見られる。『古今和歌集』(17首)以下の勅撰和歌集に38首が入集。家集に『興風集』がある。管弦にも秀でていたという。
※ウイキペディア フリー百科事典より
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