第27首 藤原兼輔(新古今集)

みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ


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みかの原を湧き出て流れる泉川よ、(その「いつ」という言葉ではないが) その人をいつ見たといっては、恋しく思ってしまう。本当は一度たりとも見たこともないのに。


(出典:百人一首.com)

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名所をたどる内に。


いつの間にか。

記憶をすり替えてしまいます。


本当は、貴方と。

それほど親しかった訳でも無いのに。


でも。

貴方を遠くから。


ずっと、お慕いしていた気持ちは。


今も変わらず。

心の中に、くすぶっているのです。






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藤原 兼輔(ふじわら の かねすけ、元慶元年(877年) - 承平3年2月18日(933年3月16日))は、平安時代中期の公家・歌人。藤原北家、右中将・藤原利基の六男。賀茂川堤に邸宅があったことから堤中納言と号した。小倉百人一首では中納言兼輔。三十六歌仙の一人。


※ウイキペディア フリー百科事典より



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