第8首 喜撰法師(古今集)

わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり


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私の草庵は都の東南にあって、そこで静かにくらしている。しかし世間の人たちは(私が世の中から隠れ)この宇治の山に住んでいるのだと噂しているようだ。


(出典:百人一首.com)

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誰にも知れずにと。


願う私の気持ちは。

偽りなのか。


半分は本当で。

半分は違います。


私を知って欲しい。

私に関心を持ってほしい。


でも。

嫌われたくない。


自分の本当の気持ちを。

晒した後の悔やみ。


そんな、ジクジクした想いが。

この歌を書かせたのでしょうね。


私は。

偽善者、でしょうか?




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喜撰(きせん、生没年不詳、伝不詳)は、平安時代初期の真言宗の僧・歌人。六歌仙の1人。

伝承では山城国乙訓郡の生まれとされ、出家後に醍醐山へと入り、後に宇治山に隠棲しやがて仙人に変じたといわれる。下に掲げる二首の歌のみが伝えられ、詳しい伝記などは不明。なお「喜撰」の名は、紀貫之の変名という説もある。また桓武天皇の末裔とも、橘諸兄の孫で、橘奈良麻呂の子ともいわれる。「古今和歌集仮名序」には、「ことばかすかにしてはじめをはりたしかならず。いはば秋の月を見るに、暁の雲にあへるがごとし。詠める歌、多くきこえねば、かれこれをかよはしてよく知らず」と評されている。


※ウイキペディア フリー百科事典より


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